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本作のレコーディング前、カイリー・ミノーグは前作
『Fever』に続くアルバムをどんな風にしようかと頭をひねったにちがいない。出た答えが、600万の人々の購買意欲をそそるだけでなく、この小さな歌姫の後ろ姿に国中を夢中にさせるアルバムだ。かつて英国のヒットチャートで数週間トップを走っていたマドンナのレコードをミノーグが蹴落としたのは、女性ソロアーティストとして決して悪いスタートではなかった。
その「I Should Be So Lucky Fifteen」ではじめて英国チャートのトップに立ってから15年後、本作収録の「Slow」によって、この小柄な生意気娘は7度目となるトップの座に輝いた。誘惑的なエレクトロニカとスパイラルするリズムとハスキーなヴォーカルは、「Can't Get You Out of My Head」にホルモンを注入し興奮させてくれたが、それと同じ魅力的な組み合わせよる「Slow」はミノーグの共作曲であり、このオープニング曲で早くも本作最高の瞬間が訪れる。
多数のソングライター陣が参加しているにもかかわらず、本作には驚くほどの統一感があり、軽快なR&Bを聴かせながら、ほんの少しプリンス・スタイルの1980年代のディスコ調ファンクも織りまぜている。なかでも「Still Standing」では、ベースのきしみ音とシンセの電子音のあいだで「それが欲しいってわかっているはずよ!」と断言している。「Red Blooded Woman」は、ミノーグらしいセンスをひとつ残らず消したごく一般的なポップ・プロダクションではあるが、アルバム全体を通して見れば、公式どおりのファンクや預言的なポップ・スタイルよりも、TVのメロドラマから生き残ったミノーグ独特の存在感の方が勝っている。その結果、まぎれもなく本作には魔法のような瞬間が訪れている。(Christopher Barrett Amazon.co.uk)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ブリジット・バルドーみたいになっちゃったジャケットにビビるが、内容の方は永遠の80年代ポップを近年の電気感覚で巧いこと再生させていて、長年のカイリーちゃんファンにはバッチリOK。難しいコト考えさせないトコがマドンナなんかより百倍クール。