内容紹介
「24-TWENTY FOUR-」早分かりページはこちらから。 1秒ごとに事件は展開する。
映画では実現不可能な、新しい24時間。 <キャスト&スタッフ>
ジャック・バウアー…キーファー・サザーランド(小山力也)
テリー・バウアー…レスリー・ホープ(土井美加)
キンバリー・バウアー…エリシャ・カスバート(園崎未恵)
ニーナ・マイヤーズ…サラ・クラーク(渡辺美佐)
パーマー上院議員…デニス・ヘイスバート(福田信昭)
原案・脚本・製作総指揮:ジョエル・サーナウ/ロバート・コクラン
製作総指揮:ロン・ハワード/ブライアン・グレイザー/トニー・クランツ
●字幕翻訳:渡部 類 ●吹替翻訳:佐藤真紀
<ストーリー>
■第1話:MIDNIGHT
深夜0時過ぎ、CTUロス支局チーフ、ジャック・バウアーに非常召集がかかった。大統領候補のパーマー上院議員の暗殺計画が発覚したのだ。山場は大統領予備選の今日、24時間。最悪なことに、事件にはCTUの人間が絡んでいるらしい。ジャックは上司ウォルシュの命を受け、内通者を探る単独捜査を開始する。一方、ジャックの妻テリーは、夜中に家を抜け出した娘キムを心配していた。キムと一緒にいる友人ジャネットの父アランから電話が入り、2人は深夜の街を捜しまわる。同じ頃、ロス郊外を飛行中の旅客機がモハーベ砂漠上空で消息を絶っていた……。
■第2話:1:00
極秘情報を入手したウォルシュは何者かに銃撃され、ジャックに助けを求める。単身駆けつけたジャックは、暗殺事件の情報が記録されたカードキーを託される。ジャックは、密かにジェイミーに連絡を取り解析させるが、思いがけない名前が浮かび上がった……。
■第3話:2:00
パーマー上院議員の元に驚愕のニュースが入る。数年前、娘ニコールをレイプし、事故死した青年が、実は息子キースに殺されていたというのだ。しかもその事実を、長年の友人であるジャーナリスト、モーリーンが報道するという。一方、ジャックの娘キムと友人ジャネットは、ようやく自分たちの置かれた危険な状態に気付く。大学生だというダンとリックと夜遊びを楽しむつもりだった2人は、実は誘拐されていたのだ……。
<ポイント>
●1日=24時間に起こった事件を、1話60分の24話構成で描くリアルタイム・サスペンス・アクション!
●大統領候補暗殺事件を軸に、テロ、誘拐、CIA内部の逆スパイなど、複数の事件が同時多発!!
●エミー賞10部門ノミネート、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞!
●全米大ヒット!世界14カ国でセンセーションを巻き起こした画期的TVシリーズ!
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簡単なアイディアほど、いざ実行に移すとなると往々にして手のこんだ複雑なものになる。今ではすっかりおなじみとなった本作品は、深夜零時からの24時間に起こった出来事を1時間のエピソード24話でつづったサスペンスである(正確に言うと、コマーシャルを抜いて正味45分間だが)。あらゆる出来事は、現実の時間と同じリアルタイムで進行する。すなわち、回想シーンや未来を予想する場面はなく、いずれ時間が解決してくれるという便利な手法も通用しない。エピソードの筋はどれも整合性が取れており、破綻をきたすようなことはなく、自然な流れでの展開は45分という時間の中で見事に完結している。これは決して容易なことではない。
クリエイターのロバート・コクランと作家陣およびディレクターの制作チームは、卓越した手法によってジグソーパズルを一つ一つはめ込んでいくように緊張感を徐々に高めていく。主人公である連邦捜査官のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)が、ロサンゼルス中を駆け回ってアフリカ系アメリカ人の大統領候補に仕組まれた暗殺を阻止し、その妻と娘をバルカンの犯罪集団から救い出す。予想外の展開、ストーリーの転換、手に汗握るシーンなどが随所に盛り込まれ、見る人を決して飽きさせることはない。もちろん欠点があることも否めない。わざとらしく感じられる演出上の仕掛け(しばし見て見ぬ振りをした方が良さそうだ)、どう考えてもつじつまが合わない土壇場のストーリー展開、甘ったるく過ぎていく家族の時間、そしてデニス・ホッパーに関して言えば「セルビア」訛りがきつい、などなど。
こうした点があるにせよ、本作品は間違いなく従来の型を破ったTVシリーズである。それまではなかなか注目されることがなかったサザーランドだが、本作で一躍脚光を浴び、見事ゴールデン・グローブ賞に輝いている。また、セットやロケーションの芸術性もさることながら、ショーン・キャラリーの音楽も力強く、不気味な存在感を醸し出している。『Murder One』や『ザ・ソプラノズ』と同様に、『24シーズン1』も、今後のサスペンス番組が目指すべき基準の1つとなる作品である。 (Philip Kemp, Amazon.com)