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スティーブン・スピルバーグ監督は本作で、『A.I.』と『マイノリティ・リポート』でのサイエンス・フィクションの未来とは路線を変え、10代の天才詐欺師フランク・アバネイル(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を粘り強く追うFBI捜査官であり事実上の遠戚であるカール・ハンラティ(トム・ハンクス)が活躍する小気味良くスタイリッシュな時代を描いている。例のごとく彼の映画の音楽を担当するのはジョン・ウィリアムズ。この映画音楽の巨匠は20世紀を舞台にした本作で、自らが若きピアニスト、ジョニー・ウィリアムズとして知られていた時代へ音楽の旅を挑むことになった。そのころの彼は、『Peter Gunn』などのヘンリー・マンシーニのアーリー・ジャズ調の音楽にピアノで参加していた。すでに半世紀近くも続く成功が証明しているが、本作でもウィリアムズは若かりしころのジャズの手法に立ち戻ることで洗練され引き締まった音楽を生みだし、単なるノスタルジア以上の感情を呼び起こしている。けれども、しばしばダン・ヒギンズのムードあるサックスが誘うように、本作でのこのベテラン作曲家の仕事は再訪問というより再発明に近く、その神秘的なまでの能力で彼独自の音楽を作り上げている。また、ポップスのスタンダード数曲(シナトラの「Come Fly with Me」やゲッツ・アンド・ジルベルトの「Girl from Ipanema」やナット・キング・コールの「The Christmas Song」を含む)は映画の時代とストーリーを巧みに彩っている。だが、いつものようにスピルバーグの見事な映画に音楽の息吹を吹きこんでいるのは、やはり何をおいてもウィリアムズの音楽である。(Jerry McCulley, Amazon.com)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス主演、スピルバーグ監督の話題の映画のサントラ。サントラ界の巨匠ジョン・ウィリアムスのスコアに加え、シナトラやナット・キング・コールなどの楽曲も収録。