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15年ほどの活動歴と、その年数と同じぐらいの数のアルバムがあるアーニー・ディフランコ。ガール・パワー旋風とフォーク・パンクの元祖である彼女は、今もわがまま娘のままだ。ディフランコの書く歌詞は相変わらず詩的で、議論のタネをはらんでいて、そう、おセンチになることも時たまあるが、彼女が今なお進化(evolve)の最中にあることは間違いない。常に豊かな才能と表現力に恵まれたシンガー兼ギタリストであり、自分の声とギターにリズム、メロディの両方を担わせるディフランコは、ここでもその基本に沿った演奏をしているが、さまざまなスタイルを幅広いジャンルから取り入れている。簡素な演奏だった初期のころから徐々に引き出しを増やしていったのだろう。「Promised Land」では全編セクシーでラテン的なギター・ラインがはいまわり、「In the Way」では威勢のいいニューオリンズ・ブラスが粋だ。また、ほぼすべての曲でジャジーなキーボード、クールなクラリネット、むせぶようなミュート・トランペットが彩りと肌合いを生んでいる。ディスク中半になるとダレが出てきて目ぼしい曲は少なくなるが、「Here for Now」のホーンによるたたみかけるようなグルーヴで勢いを取り戻す。さらにディフランコは、10分の大曲「Serpentine」で面目躍如たるところを見せる。無秩序で、おかしみがあり、怒りがあり、聴く者を捕らえて離さず、恐れというものをまるで知らない「Serpentine」は、まるで"Evolve"そのものだ。(Anders Smith Lindall, Amazon.com)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
唯一無二のシンガー・ソングライター、秀逸な管楽器付きワーキング・バンドとともに録ったスタジオ作。優れた音楽的才能と頭が下がるまっとうな気骨が美しく絡みあう。今、最良のポップ音楽の一つ。CDパッケージングが非常に贅沢。それも、嬉しい。★
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