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メガヒットしたトールキンの劇場版『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の第1部に提供したハワード・ショアの音楽は、アカデミー賞の最優秀作曲賞を受賞した。その音楽は、野心的なスケール感、徹底的なまでに暗いトーン、典型的なファンタジー映画の音楽とコンサート用音楽の境界を巧みにぼかした手法で驚きをもたらした。
続編となる本作の音楽も同じく、ときおりワーグナー風のドラマチックな音楽をはさみながら、映画のストーリーをなぞるように、さらに重苦しくなり不吉な影が濃くなってゆく。前作でのホビット族にインスパイアされた牧歌的なナンバーに代わり、本作ではヴァラエティーに富んだエスニックなナンバーが、ミドルアースと人の世の音楽の幅を広げている。ハーディンガー(ノルウェーフィドル)がローハンを描きだし、北アフリカ製のハイタがモルドールのテーマを彩っている。また、ログドラム、ディルバ、ザイロフォン、ツィンバロンなどの楽器もまた不思議な風合いをそえている。迫りくるオーケストレーションの暗雲は、ショアの手による風格あるコーラスによって輝いている。そのコーラスは、イザベル・ベイラクダリアン、インディーズのポップ・スターのシーラ・チャンドラ、ベン・デル・マエストロ、エリザベス・フレイザーなどの多彩なソロ・ナンバーとともに、いにしえの世界の神聖な雰囲気を映画にもたらしている。作詞のフラン・ウォルシュとコラボレートした「Gollum's Song」は、エミリアナ・トリーニの歌によってビョーク風のポストモダン的な苦悩が持ちこまれ、この映画の現代のおとぎ話的な要素をさらに強めている。(Jerry McCulley, Amazon.com)
Album Details
Limited digibook edition of the soundtrack to the eagerly anticipated 2002 film includes one bonus track, 'Farewell To Lorien' feat. Hilary Summers. Featuring contributions from The Cocteau Twins' Elizabeth Frazer, Sheila Chandra, & Emiliana Torrini, with a score from Howard Shore. Warner Brothers.