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1949年夏のカリフォルニア。義兄が営む理髪店で毎日客の髪を刈り続ける寡黙な男エド・クレイン(ビリー・ボブ・ソーントン)は、当時のベンチャービジネスでもあったドライクリーニングと出会い、クリーニング屋を始めるための資金稼ぎとして、妻の不倫相手をゆすってしまう…。
イーサン&ジョエル・コーエン兄弟の9作目にして、初の全編モノクローム作品(カラー・フィルムで撮影し、そこからモノクロ・ネガフィルムに現像)。いつもは技巧を凝らす彼らの映像美も今回はやや抑え目(ただし、今回は実は多分にSFチックなので、観て確かめたし)で、ドライクリーニングのために人生を狂わされていく主人公およびその周りの人々を、文字通りドライに描いていく。ただし、彼らならではのそこはかとないユーモアセンスも俄然健在だ。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『オー・ブラザー!』のコーエン兄弟が手掛けた9作目。小さな床屋で働くエドが思いついたちょっとした恐喝が思いもよらない悪夢を招く。人間の強さと弱さ、喜びと悲しみ、愚かさと愛しさを描いた作品。劇場公開モノクロ版とカラー版を収録した2枚組。