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敗戦後の日本の復興と逆行するかのように破滅していく若きヤクザ・石川力夫(渡哲也)の壮絶な青春像を赤裸々に描いた、深作欣二監督のヤクザ映画総決算ともいえる傑作。
昭和21年、粗野で凶暴な性格の持ち主である新宿・河田組の石川は、池袋・親和会との抗争のさなか、若い娘・地恵子(多岐川裕美)を犯して妻とし、池袋との対立を回避した組長・河田(ハナ肇)を刺して刑務所入り。やがて出所した彼は大阪に流れて麻薬中毒となり、彼を諭す友人の今井(梅宮辰夫)をも射殺する…。
「大笑い、三十年の馬鹿騒ぎ」の辞世の句を遺して自らの命を断った石川は深作監督と同郷の茨城県出身であり、より一層の想いをこめて彼の狂気と衝撃は熱く語られていく。そこには深作監督自身の深い戦争の傷跡と焦燥感も多分に盛り込まれているのだ。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『バトル・ロワイアル』の深作欣二監督が実在したヤクザの半生を描いたバイオレンスアクション。戦後の混乱期、河田組の石川力夫は山東会の賭場を襲い金を奪って逃走する。これを機に山東会と対立するが、石川らは山東会をあっさり壊滅させてしまい…。