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デラックス・エディションというだけあって、2枚組15曲入りとヴォリームたっぷり。1枚目はオリジナルLPと同じ内容の5曲。注目は2枚目で、こちらには未発表演奏7曲と別のアルバムで発表された3曲が収録されている。
興味深いのはDISC2<1>で、これは思わず「モーニン」かと錯覚してしまうファンキーなテーマをもったマッコイ・タイナーのオリジナル。この曲、ジャズ・メッセンジャーズが演奏すれば典型的なファンキー・ジャズになるのだろうが、なんでまたそういう曲をコルトレーン・カルテットのためにマッコイが書いたのか不思議。そんなこともあって、この曲はこれまで発売されることはなかったが、ついにこのアルバムで聴くことができるわけだ。ちなみにこの曲、テーマはファンキーだけどコルトレーンのソロはいつもの調子だ。
ここに聴かれる演奏は1962年4月から9月にかけてのもの。これらは史上名高いコルトレーンの最強カルテットが誕生して間もない時期の演奏であり、後期とはまた違った初々しさが感じられる。音質面の素晴らしさも特筆もの。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ひと山当てたDisc2、(1)~(7)の未発表トラックに狂喜。エルヴィンが弾く貴金属のシンバル音にドカッとかぶさった石炭のようなテナー。濁音の物量作戦である。マッコイのピアノは翡翠のごとし。ギャリソンのベースがブットい鋼を曳く。探検気分で聴くと盛り上がる。