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5つ星のうち 5.0
心が帰る場所, 2002/5/30
アニメ版「まほろまてぃっく」のサウンドトラック盤第二段。 今回は、後半部分のBGMと劇中で使われた歌二曲にキャラソン一曲、それにCDドラマ「大晦日大掃除大勝負」。 後半部分で新出したBGMの少なさのせいか、今回はCDドラマまで入っている。ただ、その内容は第一期のアニメ版「まほろまてぃっく」には直接関係のない部分であり、ちょっとスペースを持て余している気がするのが残念。 しかし、原作のその部分とは密接な関係があり、どちらかといえば、TVサントラにではなく、独立したCDで、アニメとは切り離して欲しかった。そのほうがよかったと私は思う。 とはいえ、出来はいつもの通りに期待を裏切らないものなので、聞いて損はしないだろう。 アニメ後半部分は、前半とは一転して、リューガと遭遇、追いかけてくる過去、自分の気持ちに気づき、優としたデート、そしてリューガとの戦闘を経てラストシーンに至るまで笑い的要素は少なく、シリアス路線で通している。 特に印象的なのは、デートでの最後、潮風に吹かれて「取り乱してしまっ」たまほろさんが優に抱きつくシーン。 それに、ラストの、まほろさんが優を抱きかかえながらシルフィードで飛んでゆくシーン。 「まあるいお月さま」をバックに、「どこにも行っちゃダメだよ」という優の言葉を聞いてまほろさんが流した涙は、月の光に照らされて輝き、みんなのもとに降り注ぐ。 その涙は、今までの楽しい日々を象徴しているようだ。 輝くそれは、その日々がどんなに輝いて、どんなに楽しかったかを表現している。 まさに、「ああ・・・ 君と過ごした季節 ひどくきらめいて まぶしくて滲んで なにも見えなくなる」のである。 「かえりみち」に唄われていたことの一つはこういうことだったのだろう。 バックに流れる「まあるいお月さま」とともに心に染み入ってくるようである。 それはどこか物悲しく、寂しいのだが、絶望は含まれていない。 最終回には木に登って夢を語り合うシーンがある。 あのときに流れていたBGMにも、「かえりみち」をアレンジした部分が含まれており、「まほろまてぃっく」において「かえりみち」がいかに重要な要素であるかが聞き取れる。 「心が帰る場所」を(優の中に)やっと見つけたまほろさんは、優の優しさを、愛をその胸にしっかりと受け止め、抱きとめてかみ締めている。 そんなまほろさんを見ていると、塊は急に切なくなって、思わず涙があふれてしまう。 そんな「まほろまてぃっく」のサントラ。 本編を見た人はぜひ聞くべきだろう。
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