このCDについて
アンサンブル・プラネタの試聴音源はこちらへ↓
http://www.ponycanyon.co.jp/international/c_classic/artist/ensamble/index.html
Amazon.co.jp
アンサンブル・プラネタは女性ばかりのアカペラ・ボーカル・グループ。2ndアルバム発表後にメンバー・チェンジが行われたが、グループ名をタイトルにしたこのデビュー・アルバムは、結成メンバーの立石玲、戸丸華江、池城淑子、高橋美千子による4人編成となっている。クラシック名曲にケルト系の民謡などを加えたレパートリーで、編曲は、ユニット「エキセントリック・オペラ」での活動で知られる書上奈朋子が10曲、作曲家の長生淳が残りの2曲を担当。メンバーはみな音大で声楽を専攻した経歴をもつが、クラシックをそのまま歌うのではなく、耳になじみやすいメロディーを取り上げながらも新鮮な切り口で聴かせることを目指している。厚ぼったくならないアレンジ。柔らかく軽いサウンド。軽快なリズム感。それらによって澄んだ声の魅力を強調しているところが聴きどころだ。バッハの名旋律に新しい光を当てた冒頭の曲では、「ハッハハッ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ…」と短く切って発声される高音の繰り返しが効果的。ベートーヴェン原曲の「風を抜けて」は元来ピアノ曲。オリジナルでは落ち着きのよい和声進行のうえにはっきりしたメロディーが乗っているが、ここでは全体的に浮遊感のあるサウンドになっているのがおもしろい。最も意欲的なトラックは、書上の作曲・編曲による「スカイ・イズ・ザ・カラー」。前のめりの力強い律動感があり、中世ヨーロッパととアジア、アフリカが出合ったような不思議な音空間を作り上げている。(松本泰樹)
商品の説明をすべて表示する