このCDの仕様
・初回生産のみ限定紙サック
・監修:オノ・ヨーコ
・日本版ブックレット(オノ・ヨーコ・インタビュー)・全歌詞・対訳・解説付き。
・ジョンが死去する当日に録音されたインタビュー(約22分)をボーナストラックとして収録!
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ジョンの死から4年後にあたる1984年にリリースされた本作『Milk And Honey』(邦題
『ミルク&ハニー』)は、有名なアルバム
『Double Fantasy』(邦題
『ダブル・ファンタジー』)の姉妹編として受け止めるのがいちばんだろう。『Double Fantasy』と同様、ジョンとヨーコがそれぞれ独自につくった曲が同じ数だけ並んでいる。つまり、芸術家ぶった自己満足的でお粗末な即興演奏(例外はあるが、その大部分はヨーコの曲)が、切れ味鋭い攻撃的なソングライティング(例外はあるが、その大部分はジョンの曲)の中にずいぶん紛れこんでいるというわけだ。
全編を貫くテーマは、ジョン&ヨーコのコラボレーションすべてに共通するもの――自分たちのこと、そして相手のことだ。ちなみに本作のサブ・タイトルは「A Heart Play(ひとつになったハートの戯れ)」という。本作には、ごくまれにではあるが確かに感動的な部分がある。しかし、聴いていて気恥ずかしくなる部分の方がはるかに多い。バスの中でカップルの甘い会話を立ち聞きしているような気分になってしまうのだ。そう言えばジョン&ヨーコは、何事も知っておいて損はないと常に信じて疑わなかった。本作の最良の部分は、ジョンがめずらしく愛するヨーコの瞳から目を離し、別のものを見つめたときに現れる。とりわけ、活気に満ちた「Nobody Told Me」は素晴らしい。
今回のニュー・エディションにはボーナス・トラックが収録されている。まず、ジョン&ヨーコが自分たちに捧げた新たな3曲の賛歌。そして、ジョンの死の直前に録音された2人のインタビューだ。この中でジョンは、おめでたくもバカバカしいユートピア主義に入れ上げていることを繰り返し告白しているが、その思想に共感できるのは、何の不自由もない金持ち連中だけだろう。(Andrew Mueller, Amazon.co.uk)