内容紹介
苛立ち!怒り!!大暴走!!!いったい何が彼をそうさせたのか。
1991年6月12日。ロサンゼルスでは、午前中からこの夏一番の猛暑を記録。そんな時、ハイウェイでは工事による大渋滞が続いていた。中でも1人極度にいらつく男がいた。
と呼ばれる彼は、突然、車を乗り捨て狂ったように歩き始めた。次々と事件を巻き起こし、さらに過激になっていく彼の目的とは…。
エスカレートしていく怒りと暴力。主演のマイケル・ダグラスは、キレた男を迫真の演技で熱演。クライマックスまで息を抜けない緊張感が連続する、パニックアクションの決定版。
映像特典…オリジナル劇場予告編
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生真面目といわれる人ほど、ひとたびキレたときにはコワイものがある。本作は、猛暑にうだるロスの街を舞台に、正常な判断力を失った男が、別れた妻と暮らす娘に会いたくて大暴走を始める物語である。
といってもマイケル・ダグラス演じる主人公は、確かにひどく自己中心的ではあるものの、生来のアブない人ではない。むしろ、やたらとストレスの高いアメリカ社会の異常さの方が、ジョエル・シューマッカー監督によって浮き彫りにされていく。そんな暴走男と対決する、ロバート・デュバル扮する老刑事が「腰抜け」だと同僚たちから見下されるのも、その異常さの象徴だろう。彼の活躍ぶりが、「力こそすべて」を信条とした社会への、強烈なアンチ・テーゼになっている。決して他人ごととはいえないリアルな一編だ。(武内 誠)