Amazon.co.jp
音楽のジャンルではひとくくりにヘヴィ・メタルというが、いろいろと聴いてみるとそれぞれのお国柄が出ているものである。なかでもジャーマン・メタルは、メロディアスでありながらスピードと重みもたっぷりのダイナミックなサウンドが特徴だ。日本人の感性にマッチするのか、非常に高い評価を受けているグループが多い。
1980年代に誕生したハロウィンもそんなグループのひとつである。前期のハロウィンを率いたのは、メロディック・スピード・メタルの申し子、カイ・ハンセン。彼のギターは、速弾きにもかかわらずひとつひとつの音がクリアなのが魅力だ。このアルバムは、「ウォールズ・オブ・ジェリコ」にデビューアルバムの曲などを加えた全14曲の大作。当然のごとく、豪快なまでに疾走しているハード・チューンのオンパレードだ。ハードなだけではなく、ツインギターが奏でるハーモニーが曲に厚みをもたせ、ドラマティックに盛り上げている。このころはまだカイ・ハンセンがギターを弾きまくりながらヴォーカルまで担当しているのだが、すごいというか無謀というか。成長過程にあるグループの勢いをしかと感じることができる作品だ。(富良仁 枝実)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
これはすごいファン・サーヴィス。85年のデビューから,『ウォールズ・オブ・ジェリコ』に名曲『ジューダス』が加わった,ベスト・オブ・ベスト。日本では89年に発売されたが,ギタリストのカイ・ハンセンがいたころの,メリハリのあるサウンドがききもの。