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インディーズ盤としてリリースされた当初、本作はアメリカ北西部のグランジロックに典型的な、荒々しく怒りに満ち、ときには美しくも愚かしくもあるサウンドに近いものと思われていた。確かにボーカルのカート・コバーンは「Mr. Moustache」やショッキング・ブルーのカヴァー曲「Love Buzz」といったナンバーを力まかせに大音量でかき鳴らしていた。このシアトル出身の欲求不満を抱えたバンドの奏でる大音量を耳にすれば、1989年リリースの本作の鋭敏な肌ざわりが見逃されてしまうのも無理からぬことだ。
今振り返ってみれば、「Negative Creep」と「About a Girl」がそのギターのつま弾く音と轟音(ごうおん)とで傑出しているのは明らかで、そうした要素が
『Nevermind』をヒットチャートのトップに押し上げたと言える。けれども、本作でドラムを叩いているのはデイブ・グロールではない。前任のチャド・チャニング(またはメルヴィンズのデイル・クローバー)は有能ではあったが、やはりグロールとは違っていた。また、プロデューサーのジャック・エンディノはわずか600ドルで制作された本作に最高の音をもたらしている。(Rob O'Connor, Amazon.com)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
サブ・ポップ・レーベルから,89年リリースのファースト・アルバム。『ネヴァー・マインド』より当然ラフな録音になっている。荒いプロデュースとドラマーが今のメンバーと違うことからリズム面で弱い部分もあるが,初期衝動は十分に伝わってくる。
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