内容(「CDジャーナル」データベースより)
ブーレーズ生誕75周年特別企画。今世紀を代表する作曲家&異能の指揮者として知られる彼が指揮した「運命」。LP発売当時は賛否両論を巻き起こし,CD化はされないのではないかと囁かれていた問題作がとうとう発売!
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
このディスクが録音された頃はカラヤン、バーンスタインらのスター指揮者が活躍し、前世紀の巨人クレンペラーも存命であった。むろん、原典版の流行とか、古楽器など影も形もない。そんな時代に、“ベートーヴェンが見落としていた「運命」の第3楽章の反復を復元した!”として登場したこのブーレーズ盤は強烈なインパクトがあった。まず、この“見落とし”というところにベートーヴェンの崇拝者はカチンときた。そして、“フルトヴェングラーよりも長い、史上最長の演奏”という宣伝文句も、多くのファンから“長けりゃいいのか”と反発を食らった。演奏そのものも、きわめて遅いテンポで各パートを冷静に分析しており、確かにこのような演奏はそれまでになかった。つまり、このブーレーズ盤は当時、箱も中身もまったく斬新だったのである。そして現代。反復、演奏時間の点では色あせはするものの、演奏自体はまだまだ新鮮。音質も最上。 (平林直哉) --- 2000年04月号