内容(「CDジャーナル」データベースより)
ヤマタツ&まりや夫妻も猫かわいがりしてる,ゴスペルで鍛えた谷中と生粋のメロディ・メイカー周水のユニット。ポップスの神髄を自らのオリジナリティへと開花させるデビュー盤らしからぬ巧みさに,ぐいぐい引き込まれてしまう。中島英樹のジャケも,買い。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
かつて長崎の教会で賛美歌をうたいまくっていた谷中と、英国のミュージック・スクールでしのぎを削った周水。二人は東京で出会った。そして、柔軟でドラマティックな谷中の歌声が、深遠でいて明るい周水のメロディ・センスに濯がれて、cannaというポップ・ソングの花を咲かせた。描写力のある旋律と体感で語られる詞世界がズバ抜けている,11曲という数の光景を綴った、初のフル・アルバムである。秀でたまろやかさゆえに、癒し系流れで注目されている二人であるが、そのヤリ口は安易に実践できるような従来品とは、ちと異なる。彼らは絶対に、心の傷みには触らない。心には障らない。だのに、心が奮い立つ。力を与えてくれるのではなくて、力があることを思い出させてくれるのだ。みんなが持っている自然治癒力、cannaはそれを引き上げてくれる。癒しの大量生産に潜む偽善性ばかり責められている今、難しいことではないが、誰にでもできることではない。 (堀由希子) --- 2000年02月号