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ハンク・モブレイ(ts)、ウィントン・ケリー(P)といった人気ジャズメンを擁する時期のマイルス・クインテットのライヴ盤。サンフランシスコのクラブ「ブラックホーク」は、デイヴ・ブルーベック(P)やセロニアス・モンク(P)もライヴ録音を行った名門である。
マイルス自身はすでに『カインド・オブ・ブルー』(59年)で、「モード」という新しいアドリブ奏法を完成させているが、ここではおなじみのスタンダード・ナンバーを中心に演奏。芸術性と歴史的意義の高い『カインド・オブ・ブルー』とは違い、ファンの前でのリラックスした演奏は聴く方もリラックスして聴ける。モブレイもケリーも、ジャズメンの資質として、ライヴでご機嫌なところを聴かせるのに向いている。それでも、ファンキー一辺倒にならないマイルスのクールさ。
後半のvol.2では典型的モード曲としてマイルスが書いた「So What」を演奏しているが、シリアスさとファンキーさのバランスが絶妙なモード・ナンバーも、これまた聴きごたえがある。(高木宏真)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
多くのライヴ・アルバムを発表してきたなかで、もっともモダン・ジャズ色の強い作品。コルトレーンに替わったハンク・モブレイのサックスが、新たなマイルスの魅力を引き出している。
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