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ヴィブラフォンの透明感あふれるクリスタルな響きは聴き手を魅了する。その魅力にとりつかれた輩は決して少なくなく、ミルト・ジャクソンやデイヴ・パイク、ロイ・エアーズなどは常に若い音楽ファンからの需要がある。
そのなかでもカル・ジェイダーの名は、特別な響きがある。ジャズファンはもちろん、ラウンジという切り口や、ヒップホップの元ネタなど、これだけ幅広い層から親しまれているアーティストもそうはいない。『ザ・プロフェット』や『カル・ジェイダー・サウンズ・アウト・バート・バカラック』と並んで、とりわけ人気の高いのが、ファンタジー・レーベルからリリースされた本作だろう。
ポップでおしゃれなアレンジは、ラウンジ/イージー・リスニングの至極とも言うべきもの。ジェイムス・テイラーやラヴェルのカバー曲で魅せる洒脱なセンスも抜群だが、ジャクソン・ファイヴのカバー曲『アイ・ウォント・ユー・バック』と、DJがこぞってプレイしたラテンジャズ『カーテン・コール』の収録が本作のレアレティを高めている。(葵 文吾)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
フリー・ソウルといった観点から再評価されるラテン・ジャズのヴァイブ奏者。ジェイムス・テーラーの2やジャクソン・ファイヴの49,ラヴェルの5など,彼はいろいろな楽曲をソフィスティケイトされたものに変えてしまう。秋の夜長に浸りたい一枚だ。