このCDの仕様
ディスク2はボーナス・ディスク。シングル3曲、計2ヴァージョンのリミックスを収録。年内限定発売のCD2枚組。
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このダイドのデビュー作は、サラ・マクラクランの親密感と、シンニード・オコナーのケルト的な叫びと、ベス・オートンの陰鬱な意志を、鋭いエッジでくるんで仕上げられている。プロデューサーのロロ(ダイドの兄)とテクノ・アーティストのユースによって作りこまれた本作は、夢のようなポップ・アルバムで、ポーティスヘッド風のトリップ・ホップをミックスしている。その結果、ミッドテンポのバラードは、シールの歌にも似たくつろぎを感じさせる。
メランコリーなオープニング曲「Here With Me」では、アコースティックなリズム・ギターと、流れるようなストリングスと、フロントガラスに叩きつける雨の勢いを強めるかのようなスネアのテンポとが一体になっている。幽玄でおぼろげな「My Lover's Gone」では、人工的な大海原の音とカモメの鳴き声によって、古代と現代とを同時に響かせている。本作で唯一の失敗作は「Don't Think of Me」だが、これはまるでアラニス・モリセットの「You Oughta Know」をソフトにまるめて弱腰にしたような曲だ。それ以外の本作の収録曲はすべて、まどろみと目覚めのあいだの静寂の領域――目を閉じると見える世界――で、美しく奏でられている。(Beth Massa, Amazon.co.uk)