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1996年録音のデビュー作
『クローズ・ユア・アイズ』、セカンド作
『テンダー・トラップ』、フレッド・アステア集
『レット・ユアセルフ・ゴー』といったアルバムで着実にファンの心をつかんだイギリスの女性歌手、ステイシー・ケント(出身はニューヨーク)が2000年に録音した第4作。この人、2001年のブリティッシュ・ジャズ・アウォードでベスト・ヴォーカリストに選出されている。ノスタルジックでチャーミング、素朴で可憐な歌声が人気を呼び、日本にも根強いファンがいる。いわゆる50年代の白人系ヴォーカルの系譜に属する人。仲宗根かほるの英国版といった感じがしないでもない。本作ではサックス奏者でもある夫君、ジム・トムリンソンを中心とするシンプルなコンボをバックにスタンダード・バラードを優しく語りかけるように歌っていて、心がなごむ。アレンジは本人とトムリンソン。選曲はファンのリクエストによるものだとか。曲は有名スタンダード中心だが、映画『チキ・チキ・バン・バン』からの<8>は意外な選曲。これが実にいい。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
英国の女性ジャズ・シンガーの注目株。このCD、本当にいい。大仰な音作りではなく、この人の歌の個性に焦点を定めた音作りも好ましい。何よりどの曲でもしっとりと味わいのある歌声には細部にまで心がこもっていて、その情感が胸にしみるように伝わってくる。
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