内容(「CDジャーナル」データベースより)
希有な存在感を放つ歌声と,UA作品における重要なエレメンツ=ダブを主軸にしたニュー・アルバム。生楽器メインのオーガニックでメランコリックな生音ダブ楽曲群の中でも,ブランキー・ジェット・シティ=浅井健一作のフォーク・ナンバーは一際美しい。★
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
一聴ダウン・トゥ・アース。色でいえば褪せたブラウンって感じで結構ゆるめ? と思いきや、これがじわじわキツくなっていく。山あり谷あり海ありで、やはり険しい。このサード・アルバムに先立ってダブを鍵としたUAだが、もはやそれが様式とか手法を超えて意志や姿勢のレベルに昇華している。今、彼女が紡ぎ出すすべてを繋ぎ止められる器としてのダブ、ということなのだろう。飢えと渇きの先にある蜃気楼みたいなオアシスに、歌の運命を託すような気概。そして肌触りがいたってネイティヴなのは、ハワイの伝著『時空のサーファー』に絆されたという波乗観にあるようだ。選ばれしダブワイズな楽曲(広義で)は、美空ひばりの(9)に、お馴染み朝本浩文、グリーン・ジニー(ケンジ・ジャマー+英国人2)、青柳拓次、花田裕之、それに初顔合わせ浅井健一/ブランキー・ジェット・シティの諸作。特に朝本の味付けは、ミュート・ビートのクールな精神を喚起させる。 (除川哲朗) --- 1999年11月号