このCDの仕様
1964年度作品。ケネディ大統領の暗殺、スーズ・ロトロとの決定的な破局、ロンドン公演などでの出来事がディラン自身に大きな影響を与え、ディランはプロテスト・ソングから遠ざかる。代わりに彼は内面的な事象を歌うようになり、自分の愛についての曲が増えた。今作はアルバム・タイトルにあるように、これまでのディランとは別の面を収めた4枚目の作品。こうした変身振りに、昔からのファン、特にプロテスト・シンガーとしてのディランを望んでいる人達は戸惑いを感じ様々な評価を下した。その多くは否定的なものだったが、表現の幅を貪欲に広げていく彼にはそれも必然であったのかも知れない。サウンド面においては後のフォーク・ロックを予感させる出来になっている。後に様々歌い継がれていく「マイ・バック・ペイジズ」「悲しきベイブ」など収録。
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前作
『The Freewheelin' Bob Dylan』でプロテスト・シンガーとして頂点を極めたディランが、新たな方向を目指しはじめたことを示した4枚目。歌詞の内容は内省的になり、個人的な愛や感情を歌ったものが多くなった。また、音楽的にも、生ギターかピアノの弾き語りというスタイルながらも、ロック的なビート感覚をもった曲がかなり増えている。
このアルバムに収録された8ビート感覚をもったフォーク・ソングが、その後登場するバーズなどのフォークロック勢に与えた影響はあまりにも大きい。(星野吉男)