内容(「CDジャーナル」データベースより)
陽水民生解散後(?)初のソロ名義作は,『29』で一部コンビを組んでいたスティーヴ・ジョーダン,ワディ・ワクテルら合衆国勢が参加。重量感あふれる演奏が人を喰った歌詞と歌とを盛り立てている。「2連発」と聴こえる2の外人コーラスがおもしろい。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
一時、カラオケでよく歌っていた奥田民生の「愛する人よ」に“とぼけてる顔で実はがんばっている とぼけてる顔で実は知っている”という一節があるが、俺の中の奥田民生のパブリック・イメージはまさにコレである。“ニッコリ笑って人を斬る”というか“三杯目にはそっと出し”というか、レイド・バックした韜晦の裏にヘヴィなテーマがごろんと横になっているのだ。
PUFFYやら井上陽水奥田民生やらを挟んで、ソロとしては1年半ぶりになる今回のミニ・アルバムは、初ソロ『29』の時と同じく、ワディ・ワクテル(g)やバーニー・ウォーレル(key)以下4名からなるアメリカン骨太セットがバックを担当。キホンはゆったり太い、いつもの民生節なのだが、いつもよりグッとネガティヴな感触がする。タイトルも『FAILBOX』(失敗箱?)だしね。(2)や(6)のような諧謔に満ちた言語感覚の中からも“もののあわれ”がにじむようだ。でも本人はヘラッと笑いつつ、「普通にやっただけっス」とか言いそう。 (杉山達) --- 1997年07月号