このCDの仕様
ディスク2はボーナス・ディスク。シングル3曲、計2ヴァージョンのリミックスを収録。年内限定発売のCD2枚組。
Amazon.co.jp
ダイドのデビューアルバムはサラ・マクラクランの親密なソウル、シンニード・オコナーの甲高いケルト的な叫び、べス・オートンの頑固で気難しいところを合わせて型にはめ、鋭い刃先を周りにつけたよう。兄のロロ(ダイドの兄)、テクノアーティストのユースというプロデューサーたちによって形成された『No Angel』はドリーム・ポップとポーティスヘッド風のトリップポップのミックス。その結果できたのは、シールの音楽に近いミッドテンポのバラードだ。メランコリックなオープニング「Here with Me」は、アコースティックなリズムギターと滑らかなストリングスに、フロントガラスに打ちつける雨の音を刺激するようなスネアドラムのテンポを組み合わせている。シンセサイザーによる海の音とかもめの鳴き声を使った「My Lover's Gone」は、太古と現代を同時に感じられ、霧がかかったようにスピリチュアルだ。「Don't Think of Me」は、アラニス・モリセットの「You Oughta Know」を生ぬるくしたようなこのアルバムで唯一の駄作だ。まどろみと目覚めの合間にある―目を閉じたまま見える―そんな静寂の中で美しく響く。
商品の説明をすべて表示する