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ブログ・ジャーナリズム―300万人のメディア
 
 

ブログ・ジャーナリズム―300万人のメディア (単行本)

湯川 鶴章 (著), 高田 昌幸 (著), 藤代 裕之 (著)
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話題の新刊ノンフィクション
バスに白バイが追突し白バイ隊員は死亡、そしてバス運転手は逮捕された──しかし、バスの乗客は「バスは止まっていた」と証言、一方警察は「バスは動いていた」と主張。どちらが事実なのか?運転手は無実ではないのか?謎の多い事件の闇に鋭く迫った 『あの時、バスは止まっていた』。これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本のブログブームの始まりは二〇〇三年の秋ごろからといわれる。それ以前にも米国製のブログ作成ソフトを使ってブログをやっている人たちはいたが、一般ユーザーにまで普及し始めたのは大手プロバイダーなどが無料のブログ作成・ホスティングサービスを始めてからである。私は専門がIT分野ということもあり、以前からブログのことは記事の中で何度も取り上げていた。ここまで多く記事にするのだから、自分でも試しにブログとやらを始めようと思ったのが、〇三年一二月。プロバイダーのニフティがブログサービスを開始したときだった。
 記者が実名でブログを書いていいのか。記者であることを明かすべきなのか。所属する組織の許可を得るべきなのか。そうしたコンセンサスがまったく確立していないにもかかわらず、とりあえずこの新しいツールを使って情報発信を始めることにしたのだ。
 われわれプロの記者を迎えたネットの住民たちの態度は、必ずしも友好的ではなかった。ネット上に鬱積していたマスコミに対する不満、不信感といった感情が、記者運営のブログのコメント欄に雪崩のごとく押し寄せることがしばしばあった。マスコミはこれまで読者、視聴者との双方向の対話をほとんど行ってこなかったのかもしれない。それでまるでわれわれ記者ブロガーのブログが、かすかに開いたマスコミの代表窓口であるかのごとく、不満、不平がわれわれのところに集中したのだ。
 私を含む多くの記者ブロガーは、そうした読者、視聴者の感情にどう対応していいのか分からず途方に暮れた。議論のマナーやエチケットに欠くコメントも多く、中には名誉毀損と思われるコメントもある。感情的なコメントについつい感情的に反応してしまう。しかしそうすることで、騒ぎはさらに拡大し、批判的なコメントが殺到する。いわゆる「ブログの炎上」である。
 しかし、私は、ネットという言論空間がわれわれ記者ブロガーを必ずしも排除しようとしているのではないと思う。そう確信したのは、神奈川新聞が〇五年二月に神奈川新聞のサイトをブログ化したときだった。日本の新聞社として初めて、サイトのあらゆる部分にコメント欄を設け、ブロガーからのリンクやトラックバック(逆リンク)の受け付けを可能な形にしたのだ。このニュースはネット上を駆け巡り、多くの絶賛のコメントが同サイトの編集部のブログに寄せられた。私はこれまで、これほど多くの暖かい激励のコメントが新聞というメディアに向けられたのを見たことがない。やはり読者は新聞との対話を望んでいるのだ。ネットを使ったこれからのジャーナリズムは、「対話」がベースになる。こうした思いがますます強まった。
 対話をベースにした新しいジャーナリズムは、残念ながらまだその全容をわれわれに見せてくれてはいない。全容は見えないが、ぼんやりとした輪郭は見え始めている気がする。
 そうした思いを、この本の対談で互いにぶつけることができた。第一部は、新聞記者ブロガー三人の対談である。北海道新聞の高田昌幸氏はブログが現状のジャーナリズムの問題を解決する糸口になるのではないかと期待し、私は新聞の将来への危機感からブログに期待を寄せている。高田氏は、将来は分からないが現状ではブログの影響力は大きくないと判断し、藤代氏は現状の影響力のなさを認めながらもブログの将来に期待している。こうした三人の認識の微妙な違いを通じて、読者のみなさん一人ひとりの結論を導いていただければと思う。
 第二部は、記者ブログを周りから眺めている有力ブロガーたちの対談である。変化の渦中にいる人物より、その周辺にいる人物のほうが状況を正確に把握できることがある。そういう意味で、貴重な対談になっている。
 第三部は、高田氏のブログからの主な記事の転載である。われわれを代表して、高田氏がどのようなブログジャーナリズムを実践しているのかを見ていただければと思う。
                  (はじめに 湯川鶴章)


内容(「MARC」データベースより)

このままの勢いでブログが増加すれば、既存の新聞やテレビは存在価値を失ってしまうのだろうか。それとも一時のブームで終わってしまうのか…。新聞記者であり、個々のブログも持つ3人が、メディアやブログについて対談する。

登録情報

  • 単行本: 272ページ
  • 出版社: 野良舎 (2005/10/15)
  • ISBN-10: 4903214001
  • ISBN-13: 978-4903214009
  • 発売日: 2005/10/15
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 175,343位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 3.0 ブログがジャーナリズムと呼ばれる日は来るか?, 2006/1/9
By 六等星 (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
第一部は新聞界とブログの両方に詳しい、ネットの世界では有名な三人の現役または元記者が、ブログ・ジャーナリズムの可能性について議論した座談会記録。ジャーナリズムとしてのブログの捉え方については、決して三人の意見が一致しているわけではなく、興味深いやりとりが繰り広げられている。

ただ、ブログと比較している「ジャーナリズム」が実際はほとんど新聞のことを指しているのが、気になる。ジャーナリズムにはテレビもラジオも週刊誌もあると思うのだが、そこまで議論の幅が広がっていない。参加者の経歴を考えればやむを得ないかもしれないが、ジャーナリズムをもう少し大きく捉えても良いのではないであろうか。その点を第二部の別の座談会記事がある程度補完しているが、ページ数が少ないのが残念だ。

いずれにしても、著者の一人である藤代氏が言うように「ネットのコミュニティーというのは、まだまだ分断されている。だからマスに影響しない。」というのが現状だろう。今のところはまだ狭い付き合いの仲良しクラブ的な要素の強いブログ界が、ジャーナリズムとして自他共に認める存在になるには、時間がかかりそうだ。その日が来たときに、改めてブログ・ジャーナリズムを総括してもらいたい。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 メディア・リテラシーの格好の教材。ジャーナリストがブログを使い始めた。そこで見えてくること。, 2006/1/21
ジャーナリストが、あるいはジャーナリストたらんとする志を有する人が、ブログを使う。それによってわかったこと、見えたこと。それが、鼎談の収録という形でまとめられた書物なのである。

昨年の夏から秋にかけてという時期に語りおろされたことであり、後に振り返った時に、ああ、あの時にはああだった。ということの記録として、実に、興味深い。

また、ニュースというものがどのような工程で作られているのか、記者という人たちがどんな思いでその仕事をとらえ、その仕事に取り組んでいるのか。このような一冊にまとまっていないと窺い知れない世界がつかめる気がする。

マスメディアによるニュースに接する際に、ここで語られたことを踏まえて接するのか、そうでないのか。ずいぶんと世界のとらえ方が変わってくるだろう。

これから、新聞はどうなるのか、地方紙はどうなるのか、マスコミはどうなるのか、ジャーナリストはどうするのか。そのような展望が語られており、ヒントも多い。また、巻末のブログへのリンク集など、この分野に馴染みのないぼくには、良いナビゲータとなっていると思う。

この本は、タイトルが示す通りで、ブログ&ジャーナリズムに範囲が限定されている。mixiのようなSNSとの関係が語られていない。あるいは、社会運動・政治運動というものは取材対象として語られているけれども、そのような動きによるジャーナリズム自体への影響も明示的には語られていない。

鼎談の語り手たるジャーナリストたちにより、このあたりがどのように捉えられているのか、興味深いところでもある。
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5つ星のうち 3.0 アルファ・ブロガーらによる 2005 年の自由な対談, 2007/11/14
アルファ・ブロガーらによる対談集である.出版されてからすでに 2 年,そのあいだにブログは急速に普及して,本書の内容は現在の日本の状況にはあわなくなってしまった.また,対談中心であるために,いささか内容がうすいという印象がある. さらに,章のタイトルは対談の内容からははずれている.対談を無理に 20 ページくらいずつ切ってタイトルをつけているという印象をうける.

タイトルはブログにフォーカスしているが,最初の何章かは新聞や新聞記者の批判が中心になっている.むしろ,この部分は現在でもふるくなっていないので,興味がもてる.
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