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いま日本語が危ない―文字コードの誤った国際化
  

いま日本語が危ない―文字コードの誤った国際化 (ペーパーバック)

by 太田 昌孝 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

本書では、文字コードの国際化の歴史を概観しつつ、まず文字コードとは何であるかについて、コンピュータ上での日常的な文字処理に基づき、だれにでもわかると同時に理論的な基礎のしっかりした操作的定義を与える。これにより、いたずらに観念的、比較文化論的なディペートに陥ることなくユニコードの問題点を明らかにした。


内容(「MARC」データベースより)

文字コードとは何であり、その国際化はどうあるべきか論じ、ユニコードの抱える問題を、国際的な枠組みで明らかにする。ISO10646とISO2022それぞれの文字コードを考え、公平な国際化を目指す。〈ソフトカバー〉

Product Details

  • ペーパーバック: 221 pages
  • Publisher: 丸山学芸図書 (1997/09)
  • Language: 日本語
  • ISBN-10: 4895421465
  • ISBN-13: 978-4895421461
  • Release Date: 1997/09
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (3 customer reviews)
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10 of 10 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 太田さんにも文字鏡研究会に入って欲しかった, 2008/1/6
By kaizen (愛知県) - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
太田さんは、インタネット関連のさまざまなコミュニティで、オピニオンリーダとして活躍されていた方です。

その節は、一つの見識を表しており、役立つ情報がいろいろ掲載されています。

文字コードの議論は、いくつかの視点に分割できます。
例えば、文字コードそのものの議論と、
複数の文字コードをどう共存させて扱うかという処理の問題と、
文字コードをどうやって実装するかという問題と、
文字フォントの問題という具合です。

どこか一つだけを突き詰めてしまうと、よい解決方法がなく、
特定のシステムに有利な議論になっていることに気がつかないことがあります。

文字鏡研究会では、最後の文字フォントの問題の解決から着手しています。
そういう努力について、太田さんにも加わっていただけると、
この本に書かれていることにも、違う視点が加わったかもしれません。

漢字の文字の同一性の問題は、正解があるわけではないので、
論理的な文字コード設計では解決策にならないことを
どう解決するとよいかを教えていただきたかった。

P205に「標準化ごろ」という記述があるが。日本語情報処理で一番怖いのは、利権ではないでしょうか。文字鏡フォントを作られた方々は、いつ家にトラックで突っ込まれるかの不安をいだきながら作業をしていたことを知っていただければ、もう少し違う議論になったような気もする。
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5 of 9 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars グローバル・スタンダードの虚妄を突いた良書, 2007/4/2
By 紫陽花 "玲瓏" (神奈川県相模原市) - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
本書はコンピュータにおける文字コード(特にUnicode)の問題を取り上げ、拙速な文字表現の決め方を批判すると共に、アメリカが考える"グローバル・スタンダード"の危うさを告発した良書。

コンピュータの世界で使われている文字コードには、アメリカ発祥のASCIIコードの他、EUC、S-JIS等、色々ある。英語圏では、大文字・小文字合わせ52、その他は記号だけなので全てを表現するのに7ビットで済む。ところが、漢字、かな、カタカナを持つ日本語ではそうは行かない。工夫して可変長バイトのS-JIS等を考案して使用してきた。しかし、特定の文字コードを念頭において書かれたプログラムを、別の文字コード環境に移植する際には、変換作業が必要となり煩わしい。これを業界では互換性がないと言う。この互換性の問題をなくし、世界中の全ての文字を2バイト固定長で表現しようとして(アメリカを中心に)提案されたのがUnicodeである。考え方自身は素晴らしい。だが、次のような欠点がある。

(1) Unicodeの先頭7ビットはそのままASCIIとして使えて、アメリカ人には負担がない(不公平)。
(2) 2バイトでは、世界中の言語の文字を表現しきれない。
(3) 日本語のある漢字と、その元となった今では形が異なる中国漢字を同じコードで表現しようとしている。

このうち(3)が著者が一番問題にしている点である。Unicodeの制定者が、意味も分からず日本語の漢字とある中国語漢字に同一コードを割り当てたりすれば、混乱を招く事必死である。著者はこうした状況を丁寧に説明し、あるべき国際コード体系を提言する。

Unicode(=グローバル・スタンダード)が如何にアメリカにとって都合良くできており、アジア圏やアフリカ圏がなおざりにされているかが分かる。文字コードを論じて、"グローバル・スタンダード"の虚妄を突いた良書。
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7 of 14 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 我らの文字文化を蹂躙されるな!, 2002/6/3
パソコンの普及の一方で今実際にこのレビューを観ているあなた自身、電送されている文字情報がどのような形式で符号化されているのかを意識した事がありますか?
「葛飾」「鴎外」これらの固有名詞の表記にちゃんと違和感を感じますか?

御友人の「高橋」「吉田」「渡辺」「会澤」さん宛の年賀状、、、本当に「正しい」表記でパソコンのデータベースに入力できていますか?

『なんだ、JIS第1,2,3,4水準や人名用漢字の話か』と思われましたか?
コトはそんな簡単な事ではありません。
JIS規格だって我々が、日本語文化の中で接する漢字を網羅しているわけでは
ありません。

一方で「世界中の言語の文字を統一して…」という「精神」の「ユニコード」
というものが世にはあるそうですが、これが実はトンデモナイシロモノである、、、、
という事実を御存知でしたか?
我々の文字文化・言語文化を馬鹿にしたように扱っているのだと御存知でしたか?

恥ずかしながら、私もこの書物で初めてその危険を知りました。

およそ、パソコンで文字情報を扱っておられる方ならば、是非に一回は読んで頂きたい書物です。

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