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マルチパラダイムデザイン
 
 

マルチパラダイムデザイン (単行本)

by ジェームズ・O. コプリン (著), James O. Coplien (原著), 金沢 典子 (翻訳), 羽生田 栄一 (翻訳), 平鍋 健児 (翻訳)
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Product Description

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   現在、ソフトウェア開発におけるシステム設計の解決策といえば、すべてがオブジェクト指向によって解決されているかのように認知されている。しかしながら実際には、オブジェクト指向の設計を実現するための選択肢であるC++では、要求される仕様に対し、オブジェクト指向の範ちゅうには含まれない機能を使うことでうまく対応している例をよく見かける。

   本書は、ソフトウェアシステムを設計する手法として、複数のパラダイム(オブジェクトパラダイムや生成的プログラミング等)を組み合わせてアプローチする、マルチパラダイムについて書いた本であり、設計のプロセスをサポートするような形式、アイディア、フレームワークなどについて述べている。主な内容は、アプリケーションドメインとソリューションドメイン、それぞれについての共通性分析や可変性分析、そしてマルチパラダイムデザインの使用法の説明、その実装方法となっている。

   本書の構成は、各章がそれまでの章に基づいた新しい概念を説明するものになっており、読者は不明な点を前章に戻ることで確認することができるよう工夫されている。またこれにより、ドメインエンジニアリングとマルチパラダイム技法についても読者が理解しやすいようになっている。

   しかしながら、内容のレベルは高く、読者対象は、実務上C++を1年以上にわたり使用した実績のある技術者としている。新しいシステム設計の手法に興味のあるC++プログラマーにおすすめしたい。(大塚佳樹)



内容(「BOOK」データベースより)

本書では、オブジェクトパラダイムを越えた設計プロセスをサポートする形式、アイディア、フレームワークを提供していく。ドメイン分析結果に基づく、これまでよりも広範な設計の視点が必要になるが、その結果として、そのドメインのためのエンジニアリングされた実装が可能になる。このためのテクニックを、マルチパラダイムデザインと呼ぶ。本書ではC++に焦点をあて、具体的、実践的に考えていく。

Product Details

  • 単行本: 291 pages
  • Publisher: ピアソンエデュケーション (2001/12)
  • ISBN-10: 4894712989
  • ISBN-13: 978-4894712980
  • Release Date: 2001/12
  • Product Dimensions: 9 x 7.1 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 4.0 out of 5 stars  See all reviews (1 customer review)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #541,625 in 本 (See Bestsellers in 本)

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4.0 out of 5 stars オブジェクト指向で疲れた頭に, 2003/2/21
現在望ましいシステム設計というとオブジェクト指向設計と同義であるかのように錯覚してしまうほどで、またオブジェクト指向にとってそれ以外のパラダイム(物事を捉えるためのルール・考え方)は第2義以下の地位でしかない。

しかし実際にシステム設計をしてみると純粋なオブジェクト指向の考え方ではどうにもならなかったり適切な基準を見出すのが困難なことが多々あるのも正直なところあるのではないだろうか。

この本を読むとその原因がシステム設計者がオブジェクト指向というものを手段ではなく、いつの間にか目的にしてしまっているからだということが分かるような気がする。

例えば、構築しようとしているシステムを分析するにはそのシステムは現実のビジネスで使われる中で長年に渡って変化しない共通部分と、その共通性をベースにして変化していく可変部分を見分け、適切なサブドメインにシステムを分割することが良い設計の大前提となる。システムの設計も同じである。そこから実装のために必要なパラダイム(言語・ミドルウェア等)を自由に選べばいい。

この本にはそのようなマルチパラダイム指向をいかにして実践するかについて具体的に書かれているので、オブジェクト指向で疲れた頭には新鮮に映るかもしれない。

しかし、よくよく考えて振り返ってみると、ここに書かれていることは恐らく優れたシステム設計者であればすでに実践されていることではないかとも思われる。そういう意味では極めて現実に即した、古くて新しい本ともいえるだろう。

キーワードは「ドメイン・共通性・可変性・バインド時期」、である。

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