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現代タイにおける仏教運動―タンマガーイ式瞑想とタイ社会の変容
 
 

現代タイにおける仏教運動―タンマガーイ式瞑想とタイ社会の変容 (単行本)

矢野 秀武 (著)
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

正統派と異質の独自の瞑想実践、寄進の推進と聖護符等の販売、映像メディアを駆使した活発な宣伝活動等、経済発展下変容著しいタイ社会において、都市新中間層の若者・大学生を中心に急激に信徒数を伸ばしたタンマガーイ寺の活動の中に何を読むか。再三の現地取材、アンケート調査等を通じ、そのユニークな活動の来歴・思想・活動の全貌を解明した実証研究。


内容(「MARC」データベースより)

経済発展下変容著しいタイ社会において、都市新中間層の若者・大学生を中心に急激に信徒数を伸ばしたタンマガーイ寺の活動の中に何を読むか。現地取材等を通じ、その活動の来歴・思想・活動の全貌を解明した実証研究。

登録情報

  • 単行本: 376ページ
  • 出版社: 東信堂 (2006/04)
  • ISBN-10: 4887136684
  • ISBN-13: 978-4887136687
  • 発売日: 2006/04
  • 商品の寸法: 21.4 x 15.2 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 925,165位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 消費社会と現代仏教, 2006/7/12
By ソコツ - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
現代タイでもりあがっている新宗教的な仏教教団に関する調査研究の本(※上座部仏教のぶ厚い伝統と現代的な新要素とのミックスなので、「新宗教」とは言い切れないところがミソ)。宗教学がご専門の著者による博士論文がベースである。アジアを中心に世界中で多様な(本当に!)展開をとげている仏教のニュータイプを知るためにも、また、日本で暮らしていても案外に共感できる、タイの若者を主なメンバーとするこの教団をとりまく現代的な感性と社会システムの構造を理解するのにも役に立つ書物である。
概観としては、本書の主人公となるタンマガーイ寺院の目玉商品である「タンマガーイ瞑想」が生み出された事情とお寺の形成過程を確認し、その宗教・思想史的な背景をおさえ、信徒たちの属性や信念をアンケートやインタビューなどにより解明、そして儀礼や修行の実態をふまえた上で、この宗教運動の特質を冷静に考察していく。昔ながらの寄進の功徳や蘇った守護神信仰にとりまかれながら、様々に「使用」される瞑想の実践を核とするこの教団が、メディア戦略をも駆使しながら独自の発展を遂げている様がよくわかってくる。
都会人の自己中心的で享楽的な救済感覚を追求していると想像されるこの宗教運動は、しかし、そんな単純な議論ではおさまらないと著者はいう。内面的な想像力で補いながらでも都市部の個人をある種の共同性へと結びなおし、確かに消費社会の中に組み込まれながらでも欲望のブレーキなき資本主義社会に抵抗するイメージを創造しているのだ。そうした今日的な宗教性の複雑さに切り込む著者の視点は、非常に信頼できる。
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