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シルクロードの経済人類学―日本とキルギスを繋ぐ文化の謎
 
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シルクロードの経済人類学―日本とキルギスを繋ぐ文化の謎 (単行本)

栗本 慎一郎 (著)
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本文化の大きな基礎は北のシルクロードからやってきた。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

栗本 慎一郎
1941(昭和16)年11月23日生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。天理大学専任講師、奈良県立短期大学(現・奈良県立商大)助教授、ノースウェスタン大学(米国イリノイ州)客員教授、ヴァンダービルド大学(米国テネシー州)客員教授。明治大学法学部教授を経て、衆議院議員に当選2回。経済企画政務次官、文教委員会理事、大蔵委員など歴任。東京農業大学教授。日本脳卒中学会会員。(有)大学総合研究所顧問。早稲田大学理工学部総合研修センター客員教授。サイバー大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 東京農業大学出版会 (2007/08)
  • ISBN-10: 4886941249
  • ISBN-13: 978-4886941244
  • 発売日: 2007/08
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 北のシルクロードという概念への驚き, 2008/11/6
著者はこの書で、驚く様な新説を提唱しています。それは、「従来言われているシ
ルクロードはあまり重要ではなかった。それより重要だったのは北のシルクロード
だ」という説です。

僕は中央アジアの騎馬民族については、それなりに考察してきたつもりでしたが、
この視点は全く盲点でした。騎馬民族は馬も車も持っていて、当時としては最高の
機動力を持っていながら、それを富の源泉である交易に使わなかったはずがなかっ
たのに、その可能性に思い至らなかった自分に対してちょっとショックでした。

この北のシルクロードについては、本書で文献や研究を参照して色々その存在を浮
かび上がらせています。問題は交易品の輸送量で、これが南のシルクロードを凌駕
していないと新説の証明には至らないのですが、これについては文献、遺跡の不足
により少々あいまいになっていると感じられます。

しかし、著者は北のシルクロードの存在から、「その東端に古代日本が位置づけら
れていた。という説を提唱し、論証していきます。
このようにひとつ視点が変わる事により、いろいろな部分の辻褄が合っていく面白
さは推理小説に近いものがあり、読者は十分に楽しめるのではないでしょうか。

ただ、この書はあまり親切ではないので、世界史、日本史、地理をある程度勉強し
ていないと難しいかもしれません。
世界史の手引き書としては、中央公論社 世界の歴史7巻「宋と中央ユーラシア」
がバランス的にお薦めです。本書の主題の時期より少々下りますが、騎馬民族の視
点でユーラシアを読み解いている本なので、お薦めです。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 栗本先生による日本文化起源論の第二弾, 2007/9/24
栗本先生は2005年に『シリウスの都 飛鳥』を上梓して、日本のなかに古代の中央アジア的な文化が根づいていることを指摘したわけですが、本書は、この議論をさらに敷衍したものとなっています。

私はこの方面のことについてはまったく知識がないのですが、しかし栗本先生が日本のみならず現地の学者とも協力しながら研究を進めておられることが本書から読み取ることが出来、かなり水準の高い研究をされておられるのではないかと思いました。

なお巻末には、ロシア語と英語で書かれた、現地での発掘調査の報告書がついています。
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5つ星のうち 4.0 世界史と日本史の書き換え, 2009/11/11
By amazon "amazon" (amazon) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
読み直してあらためて思ったが、著者は壮大な世界史とその一部としての日本史の書き換えを想定している。その目標はほとんど明らかにされておらず、著者自身も十分にいえないというか禁句にしているのだろうが、とりあえず材料が提出されている。

だがおそらくこの文明をもたらしてからの人類史の見直しは、著者の意図としてはこれまで見捨てられた瑣末な材料の取上げではなく、全貌が徐々に明らかになるにつれ世界の風景が一変してしまうようなものであるのだろう。

それまでは研究、であり、その成果がもたらされるとして十全にはそれは後世のものになるだろう。
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