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KYOKO (幻冬舎文庫)
 
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KYOKO (幻冬舎文庫) (文庫)

村上 龍 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

トラックドライバーで貯めたお金。キョウコの目的は、子供の頃にダンスを教わったホセに会うこと。だが、ニューヨークで再会したホセは重症のエイズを患い、彼女のことも覚えていなかった。故郷マイアミに帰ることがホセの願い。キョウコはホセをヴァンに乗せ旅に出た。衝撃的な旅で、キョウコはなにを手に入れるのか?生命の輝きを描く大傑作。

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5つ星のうち 5.0 The sweetest story of sweet stories!, 2001/9/30
世の中の悪の部分が主人公キョウコによって映し返されると全てが固く光り輝く物として彼女のまわりにはね返っていく。人は皆他人によって自分というものを知っていくというが、もしそうであるならキョウコに出会いなんらかのコミュニケーションをとった人たちは”優しさ”というものを一瞬でも発見できるだろう。この物語を読んだ人たちもこの一冊でそれを見つけられると思う。
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5つ星のうち 5.0 それにしても村上龍氏の筆力の幅の広さよ, 2007/2/11
村上龍さんの他の作品では勇気付けられたり、深く考え込まされたりすることは多くても、涙が出ることはめったにないのですが、本作はだめでした。脳より涙腺に刺激が先に来ます。特別にセンチメンタルな筆風でもないのですが。
映画の原作として作られたことが良くわかります。読んでいて「画」が浮かびますから。

小説は、現実ではありえないおとぎばなしを、どれだけリアリティをもって表現できるのかが勝負だと日ごろは思っているのですが、本作はこれはありえないと違和感を覚える場面が多くあります。主人公も、そんなまっすぐな少女はいないよとか、そんな短時間でそこまで協力してくれる人に恵まれることなんてないよとか頻繁に思ってしまいます。
それでも、作り事とわかっても涙腺が刺激されるのは龍さんのの筆の強さなのでしょう。そうあってほしいとか、そんな人にいてほしいとか思う希望に対して、ピンポイントで情報が届いて煽られるからなのだと感じます。
「心が洗われる」という表現がありますが、本作はまさに好例だと思います。

映画は後から見た方が良いでしょう。小説として読むにあたって浮かぶ「画」の顔が特定の女優さんに固定されない方がbetterです。
まあ、映画も、「村上龍氏監督の映画では」一番好きな作品ですが...。
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5つ星のうち 1.0 村上龍が嫌いになりました, 2005/8/12
村上龍はいつも過激な題材で読者を魅了していると思っていましたが、それは何かを伝えるためだと思っていました。登場人物の心理を表現するために、人を追及するためにその題材が不可欠だったのだと思っていました。しかし、この本でだいたい彼のやり方がわかったような気がします。自分の経験を、異世界をみせることはうまい人だとおもうけれど、題材選びがおそまつです。まず、本人がいろんなところでいっているように、キューバの美しい、ダンスや音楽がまずあって、それだけじゃ文にならないからエイズや黒人、白人、ホモ、主人公が美麗などの設定をつけくわえていっただけです。ストーリーの巧みさは感じても、それで何ってかんじです。何かあるように見せて何もないような気がするのです。まず、主人公の半年間ダンスを教えてもらったホセへの強い思い。作品のなかにその思いがどれだけ強かったかは感じられますが、あとは読者にまかせています。その思いがどんなものだったのか、共感という意味においては読者にそれを求めても無理です。やはり巧みさだけです。登場人物たちを深く追求せずに、人間の複雑さを見せているといえば聞こえはいいですが、結局作者自身わからないのではないでしょうか。人は人と一緒にいる間に情が移る、といことはよくあらわれてるけど。
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