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片づけられない女たち
 
 

片づけられない女たち (単行本)

サリ ソルデン (著), Sari Solden (原著), ニキ リンコ (翻訳)
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   自分の部屋を片づけることができず、ゴミの中に埋もれるようにして暮らす女性について、多くのマスコミは半ばおもしろがって取り上げる。本書はその原因が本人のだらしない性格にあるのではなく、神経系の障害である可能性を唱え、全米でベストセラーとなった。

   この神経系の障害は、ADD(注意欠陥障害)と呼ばれる。幼いころから兆候が現れていても、見落とされることが多く、大人になるまで本人が気づかないことも少なくないという。さらに、散らかす、なくす、忘れるといった特有の症状は、社会が女性に期待する女性像とのギャップが大きく、「片づけられない女」というレッテルを貼ることで、解決されてしまいがちだ。カウンセラーであり、自らADDである著者は、本書でADD女性が直面する困難に触れながら、ADDを持ちながら充実した人生を送るための意識改革の必要性を説き、同じ悩みを持つ女性たちにエールを送っている。(夢千慕)



内容(「BOOK」データベースより)

持ちものが片づけられず、部屋が片づけられず、頭の中の考えさえも片づけられず、毎日の生活にひどい苦労をしている女たちがたくさんいる。彼女たちは、雑用の山に圧倒され、すっかり落ちこみ、不安と戦っている。人間関係がうまくいかない人、潜在能力はあるのに、学業や仕事で力が発揮できない人も少なくない。プロのセラピストが、新たな心の病として日本でも注目されているADHD(注意欠陥多動性障害)、ADD(注意欠陥障害)を現代に生きる女性をベースにわかりやすく解説した初の書。

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5つ星のうち 4.0 「片づけられない」ことのつらさ, 2004/11/12
  部屋や用事を片づけられない
  公共料金の支払いが遅れる
  簡単な雑用なのにテキパキこなせない
  家計簿を管理できない
  家事・育児をするのに途方もないエネルギーがいる・・・

「片づけられない女たち」=「ADDを抱えている女性」は
他の人があたりまえのようにやっているような日常の雑務が
途方もない難業のように思えます。
それは、本人の努力や意志が足りないからではなく、
脳の化学的な情報伝達に障害があるせいなのです。

世間には、暗黙裡に女性がするのが当たり前だと思われている仕事があります。
それらの仕事は、ADDを抱える人にとっては根本的に向いてない仕事である場合が多いのですが、
ADDの女性は、それらができないことで、
人から責められたり、自分自身を責めたりして、
どんどん自信をなくしていきます。

この本は、このようなADDを抱えた女性の辛さを
様々な側面から捉えています。
また、この辛さがADDによるものであることに気づき、
自分らしさを受け入れ、自信を取り戻すまでの方法についても書かれています。

多動がなく診断が見過ごされがちな女性のADDについて、
広く世に知らしめた話題の一冊です。

このような女性のADDについて、更に理解を深めたい方は
「AD/HD&BODY―女性のAD/HDのすべて」
「AD/HD&セラピー―女性のAD/HDと生活術」
の二冊をお読みになられるといいかと思います。

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43 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 言葉が独り歩きしていませんか?, 2005/3/9
この本は、ADD女性の抱える問題や、ADDという障害についてすごくわかりやすい紹介がなされている本です。

多動のないADD、とくに女性のものは見逃されやすく、この本を読むことで、周りの人間あるいは自分自身について理解が深まるというケースはたくさん存在するでしょう。

そのことはわかっているのですが、どうしても私が気になるのは「片づけられない女たち」というタイトルです。
ADDについての理解が浅い日本で出版するにおいて、この題名になったのでしょうが、ADDへの理解よりもこの「片づけられない女」という言葉だけが一人歩きして、ともすると片付けが苦手な女性を揶揄する言葉としても使われていると思うのです。

発達障害を取り上げた本には、日本語訳の際に誤解を与えがちな題に改題されている本が多いですが、この本もその一冊だと思います。

というわけで、内容的には星5つつけたいのですが、ひとつ減らして星4つにしておきます。

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42 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 この本を読んで病気と向きあう, 2005/5/17
もの忘れが多い、部屋が片付かない、計画が立てられない、人とうまくコミュニケーションがとれない・・・。今まで自分の怠惰な生活習慣から来ているのだと思い、それなりに努力をしてきた。そう、人の3倍は努力をしないと人並みの生活が送れないのだ。しかし人は結果だけを見て「できる人」というレッテルを貼る。そのギャップに罪悪感を覚えながら約30年間生きてきて、神経が磨り減りそうだった。そんな時この本に出会った。ADDという病気をはじめて知った。生まれつきの脳の病気だという。本書に書かれている症状を読んで自分もその病気なのだと確信した。
なぜこの病気の認知度が低いか、それは見た目には症状が分からず、社会生活上支障がないように見えるからだと思われる。しかし、この本がベストセラーになったのは、ADDという病気により社会生活がまともに送れない、または他人(身内を含む)から低く評価されるということで悩んでいる女性が全国に多数いたからではないか。
日本にはまだ専門医がほとんどいない状況である。せめてこの本で今の状況を受け止め、心を軽くしてもらいたいものである。
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