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新潮文庫「白い巨塔 全5巻セット」 (新潮文庫)
 
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新潮文庫「白い巨塔 全5巻セット」 (新潮文庫) (文庫)

山崎 豊子 (著)
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47 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 大学の世界がよくわかる。会社の世界はもっと汚いかも。, 2004/1/16
20数年前、田宮二郎主演をテレビでみて、感動したが、
今回の唐沢寿明主演テレビを家内とみて、あらたな感動が起こった。
5冊の原作を一気に2日で読んでしまった。
 この原作は、昭和40年代を舞台としているが、どれもが
アパートや病院の施設、大阪の町並みが懐かしく感じられる。
テレビで味わえなかった、財前氏の生まれ育った家庭環境や

登場人物の心境の変化が手にとるようにわかる。
引用すると、
「財前にも同じような覚えがあった。安い助手の給料で、下宿代を
払い、駅前の大衆食堂と大学の職員食堂で三食をすませ、絶えず、
満たされぬ空腹感と性の飢えを抱きながら、道頓堀のストリップ小屋へ
足を運び、それでも満たされぬ場合は、看護婦と情事をもった事が
あったのだ。」---

 どこの大学にも、原作にあるような世界はあるのかもしれないが、
企業の世界はもっと厳しく汚い。
 知り合いに、大学の医学部助教授になれなくて、開業医になった
先生がいるが、指導教授の力関係が影響しているようだ。
本人は開業医に満足しているようで、小説に書かれているような
暗さはない。むしろ、そういう一流の先生が、地域医療に携わると
本当にありがたいし、人命が救われるのだ。
大学病院にきていた患者がごっそり、そちらの個人病院に来たという
噂もある。小説と違って、平成時代の先生達は頭が低い。
 インターネット等のネットワーク技術の発達により、
地方にいても一流の論文を読めるし、技術的に遅れると
いうこともなくなった。

 何の仕事にもいえるが、エンドユーザ(患者)を大切にする
真摯な態度が必要であろう。

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25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 TVドラマとの距離が近く感じる, 2004/1/25
山崎豊子さんの作品は、大好きで「大地の子」「不毛地帯」
「二つの祖国」など読んできましたが、この「白い巨塔」は
山崎さんが作家になられて初期のころ、描いてこられた
大阪が舞台になっていて、それでいて、後に社会問題を広く
深く取り上げる、二つの側面がまさに渾然一体となった
名作です。

今回、文庫5巻がすべて収納できる、特別ケースを買ったのは
TVでも、みごとに演じている唐沢さんたちとも、最高の形で
調和していると思い、すぐに購入を決めました。
永久保存版として、今回のドラマと原作の両方を大事に
自分の側においておきたい一品です。

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