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「正しい戦争」は本当にあるのか
 
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「正しい戦争」は本当にあるのか (単行本)

by 藤原 帰一 (著)
4.3 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

戦争は正義か それとも必要悪か
フセインを倒すために戦争は必要だったのか。平和のために戦争は必要なのか。根源的な問いに気鋭の国際政治学者、藤原帰一がすべて答える。
最も本質的な問題をいちから解説。この一冊でいまの日本を取り巻く国際政治のすべてがみるみるわかり、不安がするする解消される!

「現実に向かうと戦争を肯定する、理想を唱えるとハト派になるってそんなバカなことじゃない。現実の分析っていうのは、目の前の現象をていねいに見て、どんな手が打てるのかを考えることです」(本文より)


内容(「BOOK」データベースより)

戦争は正義か、それとも必要悪か。フセインを倒すために戦争は必要だったのか。平和のために戦争は必要なのか。根源的な問いに気鋭の国際政治学者、藤原帰一がすべて答える。

Product Details

  • 単行本: 311 pages
  • Publisher: ロッキング・オン (2003/12/3)
  • ISBN-10: 4860520319
  • ISBN-13: 978-4860520311
  • Release Date: 2003/12/3
  • Product Dimensions: 6.9 x 5 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.3 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #170,091 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

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64 of 82 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars まっとうな大人の理屈による戦争批判, 2004/1/25
 本書の特徴の一つは、国際政治の本質を、難解なタームに頼ることなく極めて簡潔に説明してくれていることだ。藤原さんによれば、宗教的対立に根ざした中世の「正戦」は歯止めがきかず悲惨なものになりがちだった反省から、近代に入りリアリズムに基づいた戦争観が主流になってきた。しかし、戦争を制限する国際法規などが生まれ、次第に戦争が「違法化」されるようになると、戦争を理念としては否定するが、そのために「平和を乱した敵」への「制裁」としての戦争を徹底してして行うという、アメリカのような国が生まれてくる。これは一種の中世的な「正戦論」への回帰で、最近のアメリカの軍事行動が「何でもあり」で歯止めの効かないものになりがちなのはそのためだ、というわけだ。教科書的な説明によって、現在の国際情勢を歴史的な流れの中にきちんと位置づけてしまう手さばきは見事だ。 

 本書のもう一つの特徴は、あくまでも現実主義な立場から平和の可能性を追求しよう、という立場に貫かれている点だ。藤原さんは現代の戦争について常にリアルかつシニカル見方をしており、平和維持のために最小限の武力は必要だという立場から自衛隊のPKO参加を支持してもいる。しかし彼はそれと同時に、どう考えても不合理としか言いようのない政治決定によって、アフガンやイラクで多くの血が流されたことについて強い憤りを示してもいる。そういう「冷めた頭と暖かいハート」によって、一見「現実的な」立場からアメリカの対イラク戦争を支持したり、核さえ持てば日本は安全になると思い込んだりしている人々の議論の「非現実性」が一つづつ暴かれており、読んでいて非常に痛快だ。

 本書はいわば「常識ある大人の理屈によって書かれた戦争批判本」である。そのバランス感覚はむしろかつての高坂正尭さんなんかに近いものがあるんじゃないだろうか。

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19 of 27 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars この本が代表作とは・・・, 2005/9/25
By daepodong - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
 論文集「平和のリアリズム」も出版されたというのに、未だにこの本は藤原帰一の著作の中で、第一に指を屈しなければならない著作であり続けている。
 この本の魅力は、何といってもインタビュアーの渋谷陽一氏と鈴木あかね氏の的確な質問にある。渋谷氏と言えばロック評論の猛者として名を馳せているが、ここでのコメントを見るとやはりロックとはプロテストの音楽である、との印象を禁じえない。喜んで天皇を讚える歌など作曲しているようではロッカーの風上にも置けないのである。さらに驚いたのは鈴木氏であり、最後に彼女の経歴をみて、さもありなん、と納得した。
 これ以上は望みえないのではないか、と思われる二人の対談者を得て、藤原氏は彼の長所であるバランスのとれた議論を、大変わかりやすく展開している。彼の師に当たる坂本義和のような、楽天的な左翼系政治学者とは一線を画す、リアリストとしての藤原氏の面目躍如というところである。
 なお、タイトルの「正しい戦争はあるのか」という問いに対しては、同門である最上俊樹氏の「人道的介入」(岩波新書)が必読である。最上氏も坂本氏のような呑気さは持ち合わせていないため、議論は難解ながら納得のいくものである。本書と合わせてお勧めしたい。
 しかし、藤原帰一、本書を超える著作がないとは、元気なさ過ぎ。
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23 of 33 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars よかったですよ, 2004/12/20
藤原帰一さんの物腰の落ち着いた話し方が好きで、この本ももちろん読みました。国際問題に関しての態度として、リアリズム、リベラリズムと、単純すぎるほどの二分割態度ではいけないと主張する本書。内容としては、イラク戦争や北朝鮮問題など、今現在ホットなトピックに関して藤原先生が意見を述べる、といった内容です。いわゆる論文的な書ではないけれど、対談式のため非常に読みやすく、よくあるシンポジウムなどでのパネリスト的発言がメインとなっています。国際問題を考える際の入門編として、読みやすくて良いのではないでしょうか?
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5.0 out of 5 stars 「ありきたりなリベラル」とは一線を画したリベラル的平和論
著者の藤原帰一はリベラル派の国際政治学者として有名だが、本書は掃いて捨てるほどいるリベラルの聞き飽きたような論とは一線を画している。... 続きを読む
Published 10 months ago by θ

5.0 out of 5 stars 読みやすい一冊
私には少し難しい内容かなと思いましたが、
読んでみると口語体でサラサラ読み進みました。... 続きを読む
Published 17 months ago by サンデー

4.0 out of 5 stars タイトルと内容は、イマイチ一致してない。帯のキャッチも、よくないゾ
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Published on 2007/1/21 by モワノンプリュ

4.0 out of 5 stars バランスのとれた一冊
一般的な教員にありがちなリベラルな立場とは、距離を置いた藤原氏ならではの著書だと思う。... 続きを読む
Published on 2006/12/8 by にむきろ

1.0 out of 5 stars こんなに世界が単純なら
とっくの昔に拉致被害者は日本に戻り、
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Published on 2004/11/9

5.0 out of 5 stars 平易な語り口ながら内容の濃い本
 欧州が長い戦争の歴史を経て手に入れた思想を人工国家アメリカは共有していない。ゆえに啓蒙主義以降の流れを逆流して宗教戦争=正義を叫ぶ戦争に突き進んでしまった。... 続きを読む
Published on 2003/12/17 by shima556

5.0 out of 5 stars ニヒルなリアリスト、藤原教授の真骨頂。
藤原帰一。
ヤツは岩波から本を出し、朝日に文章を書き、しかも筑紫哲也の番組に出ている。これは戦後知識人だ!観念的理想主義者だ!... 続きを読む
Published on 2003/12/9

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