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石田晴久をはじめとする「コンピュータ名著読書推進委員会」が、これから本格的にコンピュータを学ぼうとする人々に向けてまとめた、コンピュータ書のガイドブックである。西和彦ほか、多数の著名人の協力を得ているだけあって、選ばれた100冊は、『計算機の歴史』『ハッカーズ』
『誰のためのデザイン?』ほか、いずれも読者をうならせる名著ぞろい。もちろん、技術書に関しても、
『コンピュータの数学』『計算機プログラムの構造と解釈』『プログラミング言語C』など、定番書はもれなくリストされている。
本書では、そうして集められた100冊を「歴史」「ドキュメンタリー」「思想」「プログラミング」といった計11のカテゴリーに分け、1冊を見開き2ページで紹介している。それぞれの書籍が出版された時代背景と著者の詳細なプロフィール、その他の周辺知識などが手際よく盛り込まれている点が特長である。アスキーの創業者・西和彦、ジャストシステム代表取締役専務(2003年10月現在)の浮川初子をはじめ、コラムに登場する著名人たちの推薦書にも注目したい。(土井英司)
出版社/著者からの内容紹介
コンピュータがおもしろくなる! 偉大な先達からのメッセージ
今だからこそ読む価値がある--「コンピュータを読み解く」ためのブックガイド。
「コンピュータ名著読書委員会」が、コンピュータ出版史に残る歴史的名著を選出。
永遠に色あせない古典的名著ベスト100冊(絶版含む)のエッセンスをまるごと紹介!
ゲストのコラムや読者のコメントもあわせて掲載。
■委員長の言葉
コンピュータやそれをとりまく社会が急激な成長をとげ、いわゆる「ITバブル」を経験しました。
スピード時代は終わりを告げ、エンジニアの世界でも「本質への回帰」が叫ばれています。
しかし、出版界では大規模チェーンの大型書店出店が続いています。POS管理システムの導入により、ベストセラーは簡単に手に入っても、少し前に発売されたコンピュータの「良書」との出会いが、非常にむずかしくなっています。
私たちは、このような時代だからこそ、コンピュータの本質や基礎が学べる良書にふれ、学ぶことが大切だと考えます。日本の未来を背負う若者が、本書の導きによって「本物のエンジニア」への第一歩を踏み出してくれることを期待して、本書を世に送り出したいと思います。
◆「名著・古典100冊」選考/コンピュータ名著読書推進委員会
委員長によって選ばれた、コンピュータと出版に深い造詣をお持ちの委員の方によって結成。
ネットワークコラボレーションによって厳正なる審査を行いました。
◇審査委員長
東京大学名誉教授 石田晴久先生
東京大学 名誉教授/日本インターネット協会 会長/日本ネットワーク・セキュリティ協会会長/多摩美術大学 情報デザイン学科教授
(略歴)
1936年生まれ。59年東京大学理学部卒業、64年米アイオワ州立大学で博士号を取得。70年に東大大型計算機センター助教授、82年から同センター教授。97年3月に東大を退官し、4月から多摩美術大学教授。93年12月の日本インターネット協会の発足とともに会長に就任し、現在に至る。
<主要著書>
「インターネット自由自在」(岩波書店、1998年)、「パソコン自由自在」(岩波書店、1997年)など
◇委員
国立情報学研究所 ソフトウェア研究系 安達 淳教授
南山大学 数理情報学部情報通信学科 青山幹雄教授
コンピュータメーカー勤務 ソフトウェアエンジニア 山田伸一郎氏
コンピュータ、ネットワーク、インターネット全般のライター 塩田紳二氏