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デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
 
 

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか (単行本)

エドワード・ヨードン (著), 松原 友夫 (翻訳), 山浦 恒央 (翻訳)
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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デスマーチ ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか 第2版
無理な納期や予算を前提にした過酷なシステム開発プロジェクトに対し、プロジェクト・マネジャや開発メンバーはどう対処すべきなのか―。経営陣との交渉術からツールの選択方法まで具体的な防衛策を示す。

デスマーチ・プロジェクトとは、開発期間、開発者数、予算などのいずれかが、本来必要な水準の半分以下しか割り当てられていないプロジェクトを指す。本書は、この問題を取り上げて1998年に話題を集めた初版に、大幅に加筆、改訂を加えたものだ。

筆者は、昨今のオフショア開発やアウトソーシングの進行に伴って競争が激化し、その結果IT部門の限界をはるかに超えたデスマーチ・プロジェクトが生まれていると警告する。

米国の統計では、ごく平均的なプロジェクトでも計画と比べ6~12カ月遅延し、予算を50~100%超過しているという。これらの数字をそのまま日本の状況と比較することはできないが、デスマーチ・プロジェクトが常態化している点に変わりはない。現場でシステム開発に携わる人だけでなく、運用・保守要員やマネジメント層も、自らを守るために読むべき一冊と言える。


(日経コンピュータ 2006/06/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



出版社/著者からの内容紹介

1週間6日、1日14時間働いても終わらない。スケジュール、人員、予算は半分。どう分析しても50%以上失敗することがわかっている。明らかに無謀それが、「デスマーチ・プロジェクト」。巨匠エドワード・ヨードンが、1996年に発表し業界に衝撃を与えた名著『デスマーチ』の第2版。「失敗プロジェクト」の代名詞となり、現在も減ることのないデスマーチ・プロジェクトについて、発生のメカニズム、いかにすればそこから“生還”できるかを鋭く説いていきます。既存の章を全面的に見直し、エクストリーム・プログラミング、システム・ダイナミックス、クリティカルチェーンなどの話を織り交ぜながらプロジェクト・マネジメントについて独自の視点を展開します。

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35 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 「デスマーチ」という言葉を世に知らしめた功績は大きいが, 2006/10/23
デスマーチの定義、デスマーチへ陥る原因のくだりは、共感する部分が多いのですが、
そうなってしまった場合の対策はあまり具体的に述べられてなく、別の本を探したほうが良いのかなと感じました。

また、純日本的な企業で働いていると、アメリカとの企業文化の違いもあり、
ちょっと自分の環境とは現実離れしている部分も気になりました。

- 本の中で出てくるアメリカのマネージャ・プログラマはハイリスク・ハイリターンで働いていて、
 失敗すれば首(ただし転職容易)、成功すれば多額のボーナス、長期休暇。
 マネージャがプロジェクトを請け負うか断るかの選択肢まであり。
 マネージャとプログラマで給料がかなり違う。
- 一方の日本的な企業ではローリスク・ローリターンで、
 失敗しても首の心配はなし。
 ただ、成功してもボーナスはほとんど変わらないし、休暇も桁違いに少ない。
 デスマーチを断る権利はほとんどなく、デスマーチに巻き込まれてる人はほとんどが仕方なく巻き込まれてる
 管理者になると残業手当がなくなり、場合によっては残業代つく部下の方が給料多い。

どちらの社会・会社がいいかは人によって違うと思いますが、こんなデスマーチを避けるにはどうすればよいか?というのは、もっと勉強と経験を積んで修得しないといけないのかなと思いました。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 松原さんの翻訳なので読みました。, 2008/1/6
By kaizen (愛知県) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
書いていることは事実をある視点で記述しているのだと思います。
解決策は、それぞれの現場で違うので、自分達で考えるしかありません。

現場の感触としては、能力のある人間にやる気を与えて仕事をした結果を、
どうお金に変えるかの手腕が経営者や営業にあるかだと思っています。

そういう手腕のある人でも、手腕があるが故に、仕事量が10倍、100倍になったときに、対応方法を誤ることがあるように思います。

万能の解決策はないということではないでしょうか。

少なくとも、
1 有能な技術者を組織する(やる気にさせる)
2 お金を支払う顧客を捜してくる
の2つができれば、大丈夫なのではないでしょうか。

割とありがちな問題と、割とありがちな解決策が体系的に書かれているので、時間があるときにのんびりと読むとよい。くれぐれも、デスマーチプロジェクトの時には読まない方がよいと思った。こまっているときには、原因を解決する方法か、対策が大事で、ありがちな解決策では解決しない。それは、公式プロセスの導入という、デスマーチプロジェクトに適用してはいけないと本書で書いていることと同じではないだろうか?

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15 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 他人事ではない !, 2006/12/1
By 紫陽花 "玲瓏" (神奈川県相模原市) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
本書で言う「デスマーチ」とは、主にソフトウェア開発を対象として「開発者に過度の負担を掛けながら破綻への道を突き進む」プロジェクトを指す。私はソフトウェア開発25年の経験を持つが、私の入社時には「遅れたプロジェクトに新たに人員を投入すると、そのプロジェクトは更に遅れる」という名言で有名なブルックスの「人月の神話」がプロジェクト管理の本として著名であった。

本書では、「プロジェクトのパラメータが正常値の50%以上のもの」をデスマーチと明快に定義している。例えば、納期、人員、予算等が見積もりに対して半分以下なら即デスマーチだ。逆に要求仕様が2倍だったらやはりデスマーチだ。著者はデスマーチが起きる原因を、経営、営業、楽観主義、不測の事故等に分類し、解説する。こうした分析嗜好はアメリカ人の性癖によるものだろう。簡潔に言うとアメリカでは職能(マネージャ、担当者etc.)主義が徹底しているのでそれに沿って、ある意味マニュアル化した方法で対処するのが良いと言う。

翻って日本はどうだろう。顧客との折衝でビジネスライクに事を進め、常に必要な予算を確保できるのであろうか ? 私はむしろマーフィーの次のような法則の方が現実に近いように思われる。「失敗する可能性のあるプロジェクトは必ず失敗する」。そして、失敗する可能性の無いプロジェクトなど存在しないのである。
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