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ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解
 
 

ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解 (単行本)

by トム・デマルコ (著), 伊豆原 弓 (翻訳)
4.1 out of 5 stars  See all reviews (26 customer reviews)
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Product Description

Amazon.co.jp

   トム・デマルコの著作は、どうしていつもこんなにエキサイティングで説得力にあふれているのだろうか。それは、彼がプロジェクト管理において常に人間を中心に見つめ、現場にこだわる姿勢を貫いているからに違いない。

   本書は、『ピープルウエア』(原題『Peopleware』)、『デッドライン』(原題『The Deadline』)などの著書で知られ、マイクロソフト、アップル、ヒューレット・パッカード、IBMなどのコンサルタントを務めるトム・デマルコが、プロジェクト管理における「ゆとり」の重要性と、これまでの効率重視の管理方法への異論を唱えたものである。

   デマルコは、生産現場のブルーカラー労働者を対象に開発された管理手法は、今日の知識労働には当てはまらないと指摘する。「人間は時間的なプレッシャーをいくらかけられても、速くは考えられない」というリスターの法則を引用し、管理者がプレッシャーをかけることの無意味さを指摘したり、強気のスケジュールや時間外労働が結果的に失敗に終わる理由を述べたりするくだりは、普段非生産的な管理のもとであえいでいる部下・中間管理職にとって痛快極まりないだろう。デマルコは、このようにプロジェクト管理にまつわる誤解を指摘したうえで、プロジェクト管理を成功に導くために何が必要か、自分なりの考えを示している。

   ユーモラスなたとえや衝撃的な事実、すべて実名を挙げてなされる痛烈な批判は、管理者に新たなプロジェクト管理の視点を提供してくれるに違いない。知識労働に携わるすべての人におすすめしたい1冊である。(土井英司)



日経BP企画

ゆとりの法則 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解
原題は「Slack」と一言。日本語にすれば,ゆるみ,たるみ,元気のない,怠慢な,ゆるめる,おこたるといった意味で(形容詞,副詞,名詞,動詞のいずれでもある),良いイメージの言葉ではまったくない。しかし著者はSlackこそが,企業や組織が変化に対応して生き残るカギであると説く。「急げと言うと遅くなる」「製品の品質は欠陥の有無とほとんど関係がない」「目標管理はやめろ」「内部の競争はすべて破滅的である」など,その内容は攻撃的だ。

 著者は「構造化分析とシステム仕様」「ピープルウエア」などの著書で知られ,情報システム開発プロジェクトをうまく進める方法を説き続けてきた人物だ。この本でも,彼の言っていることには説得力がある。組織で働いているすべての人に読んで欲しい。特に部下を持っている人は必読。

( 日経ソフトウエア)
(日経ソフトウエア 2002/02/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)


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14 of 15 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 中間管理層の重要な役割とは?, 2006/11/23
By 丁三 (千葉県) - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
原題の「Slack」は、ゆとりというよりもヒマな時間、何もしていない時間という、どちらかといえば否定的意味合いが強い言葉である。

 ムダ時間はほんとうはムダなのではない、
 実はムダ時間こそが真の生産性向上のために必要不可欠なのだ

というのが本書の主張であるから、原題のスラックは反語的な表現であろう。

効率性を求めてスラックを削っていくとイレギュラーを吸収する隙間がなくなり、組織から柔軟性が失われて結果的に変化に弱い組織を作ってしまう。
一方、組織の変化は原理的にトップでもボトムでもなく中間管理層からしか生まれない。
従って、中間管理職が働きすぎていて、スラックが乏しい組織には未来はない。

と、だいたいこういう論旨である。

「ピープルウェア」と「デッドライン」では、開発チームの視点から組織の活性化というテーマを扱ったが、本書では、組織における中間管理職の役割を解明することがテーマのひとつでもある。他が比較的経験論的に書かれているのに比べ、本書は理論ベースで議論を展開している点も特徴的だ。

 働きすぎている管理者はやるべきではないことをやっている。p81

なかなか耳の痛い指摘である。
中間管理層のプロジェクトマネージャには一読の価値がある。
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13 of 14 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars すでにわかっているのだが..., 2001/12/10
By motofji - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
工業時代の効率化は、変化の激しい現代社会における知的労働者に対しては通用しないどころか悪影響を与えるとデマルコは主張している。リストラと称して、人員削減をはかることが、逆にコストを増大させていると主張している。その上で、現代の知的労働者の生産性を上げるために何をしたらいいのか、という点を論じている。

トム・デマルコは、何より「ゆとり」が大切だと言う。それは、人員、時間の両面であてはまる。中間管理職の存在意義やリーダーシップ論、学習の仕組み(それは新しい発想の仕組みと同義だと読み取れる)、リスク管理について、論を進めている。

この本で語っていることは、多くの知的労働者は既にわかっていることだ。しかし、競争相手やお客様や上司からのプレッシャーで実現できないのが実情だ。なぜ、できないのか、どうしたら、ゆとりを実現できるのか、について、もっとつっこんだ議論を展開してほしかった。

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19 of 21 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars プロジェクト管理者は読まないとソン, 2001/11/26
By A Customer
デマルコ氏の考えが完全に正しいと言うことはできないが、少なくとも私は本書に書かれている数々の知見に対し異を唱えることはできなかった。
プロジェクト管理をこれから学ぼうとする人(私も含めて)にとっては良い参考書となるだろう。
本書の言葉を借りれば早期にリスクを発見するための道標となるはずだ。

また、プロジェクト管理者でなくとも、今までの自分がどうだったか、今後自分がどうあるべきかを考えさせられる。といっても自己啓発的な内容ではないので構えずに読み下すことができる。
万人にとって(明らかに本書の中で批判されている類の人で変化する意思の無い人を除く)良書である。

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Published on 2006/7/17 by はっぴーのぶさん

4.0 out of 5 stars 当たり前のこと、でも、むずかしい。でも、しっておかねば♪
えー、最近は、SEとしての「技術本」は
あまり読まなくなりまして、まー、どっちらかというと... 続きを読む
Published on 2006/7/17 by やーまん

5.0 out of 5 stars なるほど、当たり前ですよね
『ピープルウエア』での、プロジェクトの失敗は技術的なことではなく
社会学的な問題が原因で起こるという話が印象に残っています。... 続きを読む
Published on 2005/11/30 by 徳明木 望

4.0 out of 5 stars 間違い?
プロジェクト管理・組織論に興味があって手に取った。... 続きを読む
Published on 2005/8/18 by 蹴る人

4.0 out of 5 stars プロジェクトの進捗を急がせる前に読む本
ゆとりがないと、周りが見えずにどんどん進んでいこうとしてしまう。また、組織文化もそれを推し進めようとしているところがある。ゆっくりと考え近道を探り出す方が結果的... 続きを読む
Published on 2005/1/30 by 1000日で成功する

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