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ウェブは資本主義を超える 「池田信夫ブログ」集成
 
 

ウェブは資本主義を超える 「池田信夫ブログ」集成 (単行本(ソフトカバー))

by 池田 信夫 (著)
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Product Description

内容紹介

日本を代表する硬派ブロガーで研究者・ジャーナリストでもある著者が、1日最大3万ページビュー、1万5000人のユーザー数を誇る人気ブログ「池田信夫ブログ」の2年半にわたる記事を大幅に加筆・修正してまとめた。インターネットの草創期からウェブの「進化」を取材してきた経験から、ウェブによる「革命」はこれからが本番であり、資本主義を大きく変えるものになると予想する。既存の大企業、マスメディアの没落と、集権型から分権型への転換がキーワードだ。新聞、テレビ、官僚組織の病理、ネット右翼現象、2ちゃんねるの匿名問題などにも鋭くメスを入れる。


内容(「BOOK」データベースより)

資本主義300年、次に来る社会とは?日本を代表する硬派ブロガーが、グーグル、ユーチューブの「先」を読み解く。

Product Details

  • 単行本(ソフトカバー): 248 pages
  • Publisher: 日経BP社 (2007/6/21)
  • Language: 日本語
  • ISBN-10: 4822245969
  • ISBN-13: 978-4822245962
  • Release Date: 2007/6/21
  • Product Dimensions: 8.2 x 5.8 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 4.5 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
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3.0 out of 5 stars 資本主義のパラダイムシフトなどを大胆に語るブログ集成, 2008/3/15
By 仮面ライター (札幌市) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   

 刺激的な書題の付いた池田信夫氏のこの著作は、04年8月から書きためた氏のブログの集成である。従って、コンテンツは様々であるのだけれど、今日におけるグローバル化・デジタル化した資本主義経済との関連を一言で表せば、「現代のいかなる産業もムーアの法則による創造的破壊をまぬがれることはできない」(P.98)ということであろうか。

 確かに、日進月歩する情報通信産業の分野では、インテグラル型の「持続的技術」に対するモジュール型の「破壊的技術」の優位性が明らかとなりつつあるようだ。「技術が経済制度を決める」という前提を措くならば、垂直統合型(製造業型)アーキテクチャは水平分業型のそれに取って代わられる、というパラダイムシフトの像が否応なく浮かび上がってくる。

 とはいうものの、私には、たとえば「Nスペ(NHKスペシャル−引用者)は70分バージョン(試写版)が一番おもしろい」(P.54)とか、外務省と同じようにNHKの内部にも存在するらしい「チャイナスクール」(P.58)の暗躍とか、そういった著者のNHK職員時代の内幕(暴露)話や、日本におけるメディアバイアスの問題などについても大いに興味を引いた。

 無論、著者の専門である情報技術やメディアの未来などに関して、それなりに参考にはなるのだが、論調として独断的(強引?)な箇所もみられる。やはり、本書の後に刊行された『過剰と破壊の経済学』(アスキー新書,07年12月)を併読することで、指数関数的な技術進歩の代名詞といえる、先述した「ムーアの法則」の“破壊力”などが少しは理解出来よう。

 最後に、本書との直接性はないのだが、大江健三郎「沖縄ノート」裁判を巡る文芸評論家・山崎行太郎氏とのネット上の“論争”は、最終的に決着がついたのであろうか…。一介のネットイナゴ(笑)としては気になるところだ。
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20 of 33 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars おすすめ, 2007/9/17
By Yoshi (京都) - See all my reviews
池田氏のブログを通じて氏の物事の本質を鋭くえぐる思考と特定の立場にとらわれない言論に感銘を受け、この本についても興味がありました。
ブログを読んでいるだけでは時に難解で、断片的にしか得られなかった氏の論点を、よりわかりやすい形で理解することが出来、非常に面白かったです。

また、製造業で働く身としてドラッガーの言う’21世紀の製造業は単純な製造業ではありえない’という示唆が、心に引っかかりながら明確には理解できず、実務に結びつけられずにいたのですが、本書で展開される’資本主義の先にあるもの’や’経済理論’によってこの言葉に対する自分なりの答えに近づけたように思います。
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26 of 49 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 慧眼, 2007/8/13
By ぴかーど (東京都) - See all my reviews
池田信夫は,知る人ぞ知る情報通信分野における評論家だ.元NHKのプロデューサの経歴を持つ著者がTV業界の内幕に詳しいのは当然のことではあるが,さらにくわえて元々の専門の経済学の知識を生かし,日本の情報通信業界を取り巻くさまざまな現象を,極めて深い洞察力によって解説していく様は,著者ならではの圧倒的な迫力を感じさせるものだ.

同タイプの評論家に東大の野口悠紀夫がいるが,野口氏があくまで理論的裏づけを元に現実社会を斬っていくのに対し,池田氏のそれは現実と理論の間の取り方が絶妙なのが面白い.たとえば,インサイダー取引によって利益を得るものがいるのは株式市場の整備が不完全だからである,と考えるのが野口氏なら,池田氏はインサイダー取引規制は株式市場が一般投資家を呼び込むために考えた人為的制度に過ぎず,そもそも市場はインサイダー情報によって成り立っているものだ,と考える.

氏の現実的な視点と理論の二刀流の切れ味は極めて鋭い.経済が専門家の割りにはハイテク技術にも詳しく,日本のTV番組はなぜ低俗化の一途をたどるのか? 日本の携帯電話メーカはなぜ国際競争力を持てないのか? なぜ日本に画期的なIT企業が生まれないのか? などの諸問題について,日経新聞を読むより遥かに説得力のある解説が展開される.

かてて加えて舌鋒も鋭く,「(地上デジタル放送に)こんな横暴なコピープロテクトをかけているのは日本だけである」「日本の銀行はライブドアの1万倍以上の粉飾決算をおこなってきた」「(TRONの失敗)が...外圧でつぶされたという物語に仕立てるのは,歴史の偽造」「NTTとNHKの研究所は必要か」など,まさにわが意を得たり! 多少の経済学的な知識があればより楽しく読めるが,そうでない人にもぜひ読んで欲しい,画期的な評論だ.


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