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イメージと読みの将棋観 (単行本)

鈴木 宏彦 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

月刊「将棋世界」の人気講座がパワーアップして登場!新題を加えた選りすぐりのテーマ。また、羽生×谷川座談会も収録した。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鈴木 宏彦
愛知県岡崎市の出身。早稲田大学在学中より同郷の石田和雄九段に将棋を師事。日本将棋連盟で将棋世界誌の編集を8年間したのち観戦記者として独立。現在は複数の新聞に観戦記を執筆するかたわら、プロ将棋の歴史的研究や統計的解明に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 256ページ
  • 出版社: 日本将棋連盟 (2008/10)
  • ISBN-10: 4819702521
  • ISBN-13: 978-4819702522
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 プロの凄さを体感できる、続編を期待したい好企画, 2008/12/14
By ぶーのん (千葉県千葉市) - レビューをすべて見る
プロ棋士の凄さをいちばん痛感するのは、(自分の将棋ではない)棋譜や図面をちょっと見ただけで、ほとんど一瞬のうちに局勢を判定したり最善(に近い)手を言い当てたりするときだ。もちろん、棋風や性格は違うから全部が全部完全に一致することはまずない。それでも大筋としてトンチンカンなことには絶対にならない。

その凄さをまざまざと感じ取れるのが本書。

江戸時代の伝説的な将棋から、大山升田時代の歴史的名局、さらにはごく最近注目を浴び始めた戦術に至るまで、当世を代表する名棋士が、惜しみなく時間をかけ、真剣に読みを進めて辿り着いた結論を、自らの感想も交えて語り尽くしている。
実戦における次の一手をみごと的中させた設問も多い。また、時代が変遷し、価値観が変わり、研究が進歩したが故に、実戦の着手は疑問だ、という場合も、理由をきちんと解説している。ただしいずれの場合も、大先輩棋士へのリスペクトを忘れない姿勢は共通し、あらためて好感を抱く。

また、実戦を遠く離れ、ヘボが得意がって指す珍(?)戦法についても、「さすがに成立しない」「あらためて研究するとバカにできない」など、非常に興味深い考察を披露してくれている。質問を持って行った著者が馴染みの観戦記者だからということはあろうけれど、典型的庶民に過ぎないいちファンが素直に感じた程度のレベルしかない愚問(?)にこんなにも真摯に応じてくれているのは、有り難さをも超越した何かを感じてしまう。

著者の書き方も、各棋士の「ほー」「へぇ」「あははは」といった率直な感情表現を多く記録しており、棋士の息遣いまでもが間近に感じ取れるリアリティに溢れている。

初級者から各棋士の熱烈ファンまで、幅広く楽しめ、参考にできる好企画。
「ぜひにも続編を」と強く願うのは私だけではあるまい。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 良書だが、テーマ数がやや少ないような…, 2009/3/20
「将棋世界」で、2008年11月号まで連載されていたコーナーを、一冊の本に編纂したものです。

厳選された41種類のテーマについて、現在のプロ棋界を代表する六棋士の考え方、大局観、記憶力、そして読みの凄さを体感できる内容に仕上がっています。
「封じ手」や「上達法」など、対局そのものに直接的には関係しないテーマについて触れられている点も、他の書籍には無い斬新さがあります。

ただし、本書に収録されている「41種類」のテーマは、連載で扱われたすべてのテーマ数から考えるとやや少なめで、将棋世界の連載当時から読んでいた当方としては、やや物足りない印象を受けました。
(個人的には「横歩取り△2三歩型に対する見解」や「先手一手損角換わりをどう見る?」「2手目△3二金は通用するか?」などは面白かったのでもう一度読みたかったのですが、未収録になっているので残念です)
まえがきには「最もインパクトの強かった題材を厳選」と書かれてありますが、誰がどういう基準で選んだのか(そしてそもそも厳選する必要があったのか)は不明です。

非常に秀逸な企画だったので、値上げしてでももっと多くのテーマを収録すべきではなかったかと思います。
或いは、未収録分だけでも続刊が出せるのではないかと思いますので、本書に関しては第二弾の刊行を期待したいです。

連載を読んだことの無い方には買いだと思いますが、連載を全てご覧になったことのある方には必要ないかもしれません。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 豪華な顔ぶれによる好企画, 2008/11/7
 「将棋世界」誌連載の企画に加筆した本。
 最新の序盤や定跡の未解明部分、また阪田三吉から大山升田、中原米長までの勝負の分かれ目の局面を示して、羽生善治、谷川浩司、渡辺明、佐藤康光、森内俊之、藤井猛という誰からも文句の出ない顔ぶれの現代最強棋士が真剣に次の一手を考える。見解が一致することもあれば、真っ二つに別れることもある。
 他に「上達法」「千日手」「時間の使い方」など興味深い質問に対する回答や羽生、谷川対談も加え、将棋中級者以上には読み応えのある好著となった。おススメです。
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