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サヨナラ、学校化社会
 
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サヨナラ、学校化社会 (単行本)

by 上野 千鶴子 (著)
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Product Description

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   本書は、義務教育から大学院まで24年間の学生生活を送り、その後、教育者として弱小私学を経て東大大学院で教鞭(きょうべん)をとっている上野千鶴子氏の「脱学校化社会論」である。

   上野氏はまず、天下の東大生を俎上(そじょう)にのせる。東大に“とらばーゆ”し、東大生に接して驚いたのは、彼らがおそろしく素直だったことだという。権威主義を内面化し、評価づけられること、失敗することを怖れる東大生を目の当たりにした上野氏は、その事態を憂い、“東大生シンドローム”と名づけて教育への危機感を募らせる。

   学校はなぜ、失敗を学ぶ場となっていないのか。それは近代の学校の機能が別のところにあるからだ。学校は「偏差値一元主義」という学校的価値を再生産する場となり、その学校的価値は学校空間からあふれ出し、社会へ浸透していった。その結果、「学校化社会」が形成されたが、価値一元化の下での優勝劣敗主義は、敗者の不満とともに勝者の不安をも生んだ。勝ち組みにも大きなストレスをもたらす学校化社会は、“だれも幸せにしないシステムだ”と上野氏は言い切る。

   では、そんな社会を打ち破るにはどうすればいいのか――。“偏差値の呪縛から自分を解放し、自分が気持ちいいと思えることを求め、現在をせいいっぱい楽しく生きることだ”というのが、上野氏のメッセージである。随所に仕掛けられた上野流挑発を存分に味わえる1冊。(清水英孝)

出版社/著者からの内容紹介

★「こんな不況でよかったね。
 親や先生は将来のためにがんばりなさいと言うけれど、
 そんな生き方はみんなカラ手形になりました」
★義務教育から大学院、2年間のオーバードクターを含む24年の学生生活。
 そして偏差値四流校から東大までの教師生活。
 学校教育の受益者にして被害者という上野千鶴子が直言!
★評価に怯える優等生シンドロームの東大生、
 子育てに追い込まれた「音羽の母」。
 学校的価値に覆われた息苦しい社会をどう超えるか。
★学校はけっして人生のすべてじゃない。
 こちらがダメならあちらがある、会社がつぶれても私は生きられる……
 多元的な価値を見いだし、生き抜く「知恵」をつけよう。
 これは希望のメッセージです。

Product Details

  • 単行本: 197 pages
  • Publisher: 太郎次郎社 (2002/04)
  • ISBN-10: 4811806662
  • ISBN-13: 978-4811806662
  • Release Date: 2002/04
  • Product Dimensions: 7.3 x 5.1 x 0.7 inches
  • Average Customer Review: 4.0 out of 5 stars  See all reviews (28 customer reviews)
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4.0 out of 5 stars 東大の学生も4流大学の学生も学校化社会の被害者!, 2005/6/2
ご存じ風を切って走るフェミニスト(古いか?)、東大教授、上野千鶴子が当事者として大学教育を批判的に語った書き下ろしのエッセイ。
彼女は東大につとめる前は、京都精華大学という4流大学(と上野さんは言うけれど本当にそうなのかな)の先生でした。京都精華大学で上野さんが出会った学生たちは、学歴競争の敗者として、自尊心をずたずたにされ続けてきていました。京都精華大学の学生はいっさい本は読まない、新聞は読まない、メディアとの接点はテレビぐらい、そして、学生達の口癖は「どうせ自分はだめだから…」。そんな学校化社会の被害者である学生達に、上野さんは自分の頭でものを考えて、たくましくしたたかに、この世の中を生きる術をみにつけさせるために腐心をするのです。その姿勢はなかなか感動的!!その後、上野さんは、天下の東京大学に移るのです。やはり東大の学生は才気あふれる…と思いきや!!上野さんが出会った東大の学生はおそろしいほど素直!オリジナリティゼロ、主体性無し、プライドだけは高く、傷つきやすく…、学歴競争の勝者である東大の学生も、やっぱり学校化社会被害者であるということに気づくのでした(と、まぁ誇張もあるのでしょうけれどね)。それでも、東大でも4流大学と同じ、自分の頭でものを考えさせるにはどうしたらよいのかを、上野さんは教育者としてやっぱり必死で取り組まざるをえないのでした。東大でのこの様子は遙洋子さんの「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を読むとよく分かります。遥さんの本では、読んでていて汗が出てくるほどの上野さんのスパルタ教育が伺えます。東大の上野ゼミでは1年間のに読破する文献のページ数が1000ページ以上。ひえー。
そんな上野さんの話には共感するような、私自分が怒られているような複雑な気持ちになります。
それにしても、この本の挿絵の上野さんの絵は、そっくりですなー。
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17 of 19 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 最高学府の教授というポストから言われても説得力ありません, 2007/11/12
By 倒錯委員長 (横浜市と夢半ば) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
一時期この人に教わっていた遥洋子の本(東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫))に、自信を失いかけた遥がこの人に「あなたと東大生の間には何の違いもないあるのは知識の量の差だけだ」という旨を言われたという件があった(この本に対しても私は批判的だ。詳しくはこの本のレビューを参照して下さい。)。いくらなんでも、これは言われた本人によって美化された言葉だろうと思っていたが、この本でわかった。上野千鶴子、本当にそう思っているらしい。
筆者は端的に言って、底辺の大学の学生と東大生の差というものは、読解力の差だといっている。四流大学生はその能力を今までに身につけられなかったのである(いやいやっ!他にもたくさん彼らは身につけてこれなかったのだと思うぞ)。
しかも、これら2グループを<学力○オリジナリティ×>対<学力×オリジナリティ○>というあの定番の二項対立に落とし込んでいるではないか!もてない男に対しての冷淡な態度でもわかるが、この人は根本の部分で「誰だって人は頑張ればできる!」ということを
猛烈に信じているようである。すべて努力しだいなのであると。

しかし上野自身がいっているのだが、学歴は階級と相関性がある。上野自身も親は医者らしいから、家が貧乏だったとは考えにくい。女性でその当時、大学院までいけたのだからそれは上流階級だったのだろう。
つまり彼女の生き方そのものがその学歴と階級の相関性の信憑性を裏付けているのだ。
にもかかわらず、そのような庶民とかけ離れた自分の経験談をベースに、好きなことをやっていきるということを説いてまわられる。
この人の間違っていることは、自分の経験談でものを語ることだ。それさえなければもっと親身になってこの本を読めたのだが・・・。

好きなことだけやって生きていけるはすなわち、好きなことだけやって生きていけるポストにいる人だけなのである。
だからこの人の本、面白いからといって真に受けてはならない。
この分だとおそらく最近刊行された「お一人様の老後」もおそらく・・・。と思ってしまう。

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)
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30 of 38 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 学校が作った社会, 2002/5/12
努力と成績の間には、実は、さほど強い相関関係はない。では、学校の成績を決める大きな要素はなにか。それは、その子供の家庭の年収である。このようにして、学校では社会階層が再生産される。そして、そのツボは、下層になる子供たちが「自分たちはガンバらなかったから、だめだったんだ」と、自ら納得してしまうところにある。成績がよければよいで、次もまた、よい成績を取らねばならない、取れるだろうか、という不安のうちに学校時代をすごさなければならない。

こういう近代の学校の仕組みが喝破され、その中で虐待母、「東電OL」、拒食症の少女たち、などとの関連が語られる。読みやすく刺激的である。

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3.0 out of 5 stars どこまで本音か?疑ってかかるべし!
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4.0 out of 5 stars 読みやすい学校論、人生論
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5.0 out of 5 stars 実はコトバや理屈が通じない人の方が大多数なのかも
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Published on 2006/11/2 by 地方の精神科医

2.0 out of 5 stars 鉄の檻のなかでは、致し方ないのかも。
先ず、こういう本に啓発される人は、事前の勉強が足りないのだ。
学部の学生なら始めての講義で紹介された課題図書を、門外の人ならば... 続きを読む
Published on 2006/1/28 by ss

2.0 out of 5 stars 問題提起の書としては…
上野女史の書いたものではかなりのものであると思う。
ジェンダー論や高橋たか子についての批判も興味深く読んだ。
しかし、大学以前にふるい落とされた子ど... 続きを読む
Published on 2005/10/3 by まいきー

5.0 out of 5 stars これが,今自分が生きてるところなんですね
『結果が出ないのは,努力が足りないから。』... 続きを読む
Published on 2005/7/17 by snowiesf

5.0 out of 5 stars 上野先生、まだまだ!
上野先生が4流大学と言っている学校なんか、まだましですよ。大学までたどり着いた子どもは、まずまずなんです。小学校や中学校でこぼれた子ども達はたくさんいる。その子... 続きを読む
Published on 2005/3/29 by 練馬のよっちゃん

1.0 out of 5 stars 「幸福になれない学校社会・日本」の説明に過ぎない
全編、「上野節」が炸裂。専業主婦論を脱していない、というか。... 続きを読む
Published on 2005/3/17 by hshimizu

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