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わがボス 中内功との1万日
 
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わがボス 中内功との1万日 (単行本(ソフトカバー))

大友 達也 (著)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

中内功は経営の修羅場をどう生き、日本の流通界に何を残したのか-。ダイエー幹部の中で最も長く中内氏の側近として仕え、亡くなる直前までただ一人そばにいた部下が、「カリスマ」の素顔を語る。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大友 達也
昭和11年、大阪府生まれ。昭和34年、同志社大学卒業後、日興證券に入社。昭和43年、ダイエーに入社、秘書課長。昭和44年から秘書兼広報課長、昭和46年から広報専任に。平成3年から社史編纂業務に就く。平成13年、流通科学大学資料館・館長、平成16年、中内育英会理事・事務長。平成17年、流通科学大学を定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 実は秘書や経営企画ではなく広報の本, 2006/9/25
 書名と著者の肩書き(元ダイエー秘書課長)から、ダイエーと中内功の暴露本的な印象を与えるが、実際には著者は、ダイエー時代のほとんどを広報担当として過ごしており、中内への観察眼も、主として広報担当補佐官としての視点からのものだ。
 特に、ダイエー華やかなりし頃の広報的バトル戦略は、読んでいて圧巻であり、企業で広報を担当する方には教材としてお勧めしたい。各ページの脚注欄のひと言メモにも候補戦略のノウハウが詰まっている。
 いっぽう、著者は、平成に入って社史編纂室に異動になったため、その後坂道を転げ落ちるようにダイエーが劣化していった経緯についての記述は、物足りなさが残る。
 D社の社員・OBには内幕話も面白いだろうが、それ以上に企業広報の教材として面白みがある。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 故中内氏側近の記した、中内オーナー随聞記, 2006/12/4
By 千人同心 (武蔵国八王子住人) - レビューをすべて見る
故中内氏に38年間仕えた側近、それも最近まで流通科学学園に職のあった人による手記です。
著者は広報や秘書の経験が長かったかただけあって、中内氏の経営者像や「中内ダイエー」時代の社風を、分かり易く伝えてくれています。

「側近」の手によるものとはいえ、中内氏の所業を手放しで礼賛し回顧している訳ではありません。中内氏は、オーナーとして、従業員、特に経営幹部を文字通り「人材本位」で起用していたこと、その結果、斃れるまで重用されたり、一通り重宝したのち人材としての「旬」が過ぎるとゴミのように棄てられてしまう幹部が多かったことなども忌憚無く言及されています。
このあたり、サラリーマン社長企業に勤めて長い私には「サラリーマン経営者にはない凄みだな」と思われました。

中内氏は、晩年、彼の蹉跌に対して、水に落ちた犬を打つような厳しい批評に晒されていましたが、その最中でも、流通科学学園でのゼミ指導に注力していたとのこと。「自分が切り開いた流通ビジネス・モデルのコアの部分は、後進に伝える価値があるはず」と信念を持っていたのだな、と私には思われました。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 人材を使い捨てた報いは大きかった。, 2007/10/25
流通革命のカリスマ中内功氏の古参秘書だった方の中内氏に対する評伝的な作品。会社の内幕や毀誉褒貶の難しい中内氏の本性も臆することなく書いている。事実を書き残すことが著者の使命であり、中内氏が鬼籍に入られたので書ける時期が到来したのであろう。
マスコミを利用したそのイメージ作りのうまさと世論の追い風を受けて高度成長期に併せて急成長した「庶民の味方」だったダイエーと中内氏。鷹のような眼光の鋭さと攻めの経営で「経営の神様」に上り詰めるのだが・・・。
その裏側では江戸時代の大店がそのまま肥大化したような企業風土で、オーナーひとりとあとはすべて使用人という感覚であり、中内氏に意見するものは重役であっても社長車から町の真ん中で下車させられ、「明日から来なくていいから」と告げられるのである。また有能な社員の多くが過労やストレスで亡くなり、幻滅してやめた人や滅私奉公とういえる長年の献身にもかかわらず弊履を捨てるようにリストラされた人も多いようだ。また財務上の公私混同による私的な借金や慢心による放漫経営なども許されるものではない。魔王のような外面とはうらはらに、妙に人間くさい気弱な一面や、やさしさ・思いやり・気配りを忘れない人でもあったようだ。本来秘書のはずの著者が古川橋店の店長に志願したら、自転車の海をかき分けて社長車のベンツで様子を見に来てくれるあたりはほんとうにほほえましい。
バブル後は黒い噂や不明朗な蓄財などバッシング報道ばかりが目立ち「庶民の敵」「墜ちたカリスマ」となってしまい、最後は素寒貧でかなりみじめだったようだ。ダイエーの経営再建と中内氏の評価が定まるのはまだまだ先のようである。
「いま栄華を誇る者が未来永劫にその地位にあることはない。自らを変革していける者のみが生存を許されるべきだ。」(中内氏の名著「わが安売り哲学」より)
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