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話題を呼んだ
『これまでのビジネスのやり方は終わりだ』(原題
『The Cluetrain Manifesto』)の著者クリストファー・ロックが、従来のインターネットマーケティングの問題点を痛烈に批判し、新たなマーケティングの概念を提唱した1冊。
訳者の山形浩生が「訳者あとがき」で述べているように、「本書の文体は落ち着か」ず、「おふざけだらけかと思えば、妙に衒学的」であり、また修辞に凝りすぎて読みにくい。アメリカ特有の事情を並べ立てた部分は訳者の尽力で日本風にアレンジされているものの、誤植が多いため、わかりにくい部分もある。だが、これらの点を差し引いても、本書には参考にすべき点が多い。
著者は、コカ・コーラ社の伝説のマーケター、セルジオ・ジーマンに代表されるマス・マーケティングの手法や、セス・ゴーディンのパーミション・マーケティングなど、さまざまなマーケティング手法を徹底的に批判している。とりわけ、既存のマーケティング手法に若干アレンジを加えたこれまでのインターネットマーケティングの手法には手厳しい。
「ゴンゾー」とは、もともとはジャーナリズムから生まれた言葉で、「自ら対象に参加し、そこに関わり主観的に何かをつかもうとする方法論」のことらしい。ゴンゾー・マーケティングは、この考え方をマーケティングに適用しようと考案されたものだ。著者によると、ゴンゾー・マーケティングは、「市場の立場からマーケティングを行う」のであり、「われわれの本当に求めているものが知りたい」という企業の欲求にこたえるものである。もちろん訳者が指摘するように、ゴンゾー・マーケティングには問題点がある。だが従来のマーケティング手法がインターネットの世界で通用しない理由については、メディアの特性を考慮しながらうまく説明されている。(土井英司)
内容(「MARC」データベースより)
フィナンシャル・タイムズ「21世紀ビジネス提言者TOP50」の1人である著者が、現状のインターネットマーケティングのアプローチを一刀両断! 斬新な切り口で従来型インターネットマーケティングが失敗する理由を分析。