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リバーズ・エッジ (Wonderland comics)
 
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リバーズ・エッジ (Wonderland comics) (コミック)

岡崎 京子 (著)
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商品の説明

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   傑作ぞろいと言われる岡崎京子作品のなかでも、誰もが「代表作」と言い切る作品。90年代はじめの「都会」に生きる高校生たちの姿を描く。

   河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカアワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田は、腐りゆく死体を発見する。「自分が生きてるのか死んでるのかいつもわからないでいるけど/この死体をみると勇気が出るんだ」。過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。ふたりは、いつも率直で、「かわいい」ハルナにだけは心を許している。山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人、一方通行の好意を山田に寄せる少女、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人。それぞれに重い状況を抱えた高校生たちがからみ合いながら物語は進行する。そして、新たな死体が、ひとつ生まれる。

   本書は、93年から94年にかけて雑誌「CUTiE」で連載され、94年6 月に単行本化されたものの愛蔵版である。発表当時から多くの若者の心をとらえ、何年経ってもその評価が揺らぐことはなく、新たな読者を獲得し続けている。もちろん「若者」であっても、共感できる人もいれば、できない人もいるはずだ。

   だがはっきりと言えるのは、本書が「読み物」としての興奮を存分に読者に与えてくれるものだということ。痛ましく、凄まじいこの物語に、きっちりと「おとしまえ」をつけて描き上げることのできる著者の圧倒的な力量には、誰もが魅せられるはずだ。(門倉紫麻)


登録情報

  • コミック: 232ページ
  • 出版社: 宝島社 (2000/01)
  • ISBN-10: 4796616691
  • ISBN-13: 978-4796616690
  • 発売日: 2000/01
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 岡崎京子はこれがいちばんすごい。, 2004/4/5
 この漫画は、私が高校生の時に連載連載していて、結構クラスではやっていた。私たちはちょうど主人公のハルナとおない年だったから、その時は焦ったり、嫉妬したり、負けたような気分になりながら、「これは漫画なんだ、こんなドラマチックなことあるわけない」と最後に文句までつけて読んでいた。

 大人になってみると、構成やストーリーテリングに圧倒されて、どこをとっても文句のつけようのない作品だということに気がつく。また、高校時代の私も、憧れと劣等感でぐちゃぐちゃになりながら、この漫画にどうしようもなく惹かれていたのだということにも気がつく。

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52 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現実で生きること, 2002/3/22
このリバーズ・エッジが描かれた頃、私はまだ小学3、4年だったと思う。高1のとき初めての岡崎作品、リバーズ・エッジに出会い、読んだ瞬間から虜になってしまったのは言うまでもない。

最初『私が漫画に出てる!?』と思いました。私もハルナたちと同じように毎日退屈で、何をやってもおもしろくなくて、ヤル気のない毎日を送っていたから。

世間では凶悪犯罪やナイフ少年が取り沙汰されて、テレビで好き勝手なことを言っている大人に嫌気がさしている頃。私は高1にも関わらず、学校にも親にも、生きてくこと事体に絶望していたし、友達もそれなりにたくさんいたけどそんな気持ちを明かしたことはなかった。

それが、そっくりそのままリバーズ・エッジに描かれていた。

私がそれまで感じてたことは間違ってなかったと思った。退屈な日常はずっと続いていくし、皆誰にも言わない秘密を持ってるし、日々なにか自分とは異質なものを受け入れ、時には侵食されながら生きていかなきゃならない。

それは不幸かもしれないけど、私だけじゃない。何かを失ったまま、感情を殺して生きてくのは誰しも同じ。それが、現代で、現実で、壊れずに生きていくには必要。

そんな事、今まで誰も言ってくれなかった。岡崎さん以外には。

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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 青春の群像, 2003/11/10
 物語のはじめのほうと終わりのほうに、同じ構図のコマがある。見開きの2ページを使った、橋の上での場面。「山田君と河ぞいを歩く 橋をわたる 何も喋らずに行く」。

 いつもどこか現実感がともなわない、高校生のハルナの毎日。オゾン層の破壊も、白骨死体も、人間関係も同じように。でも時には、河の向こうに、遠い海の存在を確かに感じることができて、誰かの心を、それが呼び起こしていくような自分の心を、確かに感じることができる、そんな瞬間がある。最後の橋の上での場面は、それをそのまま感覚に訴えかけてくる。

「僕らの短い永遠」。ウィリアム・ギブソンの詩から引用された言葉が、物語の中で控えめな光を放つ。作者が描こうとしているのは、一貫して、「僕」ではなくて「僕ら」だ。観念的な「僕ら」を作り上げるのではなくて、あくまでもそれぞれの「僕」の断片によって。

 それらの構成は巧みだが無愛想。主人公の感情も緻密には描かれない。しかしその高めの視点は、主人公だけの物語ではなくて、青春の風景ともいうべき空気そのものを捉えている。

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5つ星のうち 5.0 I really hope your come-back!
名作です。こういう作品をよめて本当によかったとおもいますね。
高校生なのに、部分的にスサんで壊れた人間ばっかり描いているのですが... 続きを読む
投稿日: 2006/11/13 投稿者: mickey_elephant

5つ星のうち 5.0 90年代のリアリティ
これは90年代におけるどこまでもどこまでも日常に近いお話。

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