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誰も国境を知らない―揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅
 
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誰も国境を知らない―揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅 (単行本)

西牟田 靖 (著)
5つ星のうち 4.8 レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介
日本であるはずのその島には、ロシアの戦勝記念碑が立っていた――。

あの戦争の果てに――隣国に奪われたままの領土、上陸を禁じられた
政治的秘境、いまも戦後が終わらない島……日本周縁の島々をめぐり、
そこに行かなければ見えない、知られざるニッポンをあらわにする。
ベストセラー『僕の見た「大日本帝国」』の著者による、
5年がかりの最新書き下ろしノンフィクション大作!

僕たちは、この国のリアル(真の姿)をどこまで知っているのだろうか?

歴史の流れのなかで、日本という国の膨張・収縮により
時代に翻弄されてきた特別な場所=北方領土、竹島、尖閣諸島、
沖ノ鳥島、与那国島、対馬、そして小笠原諸島、硫黄島……。
"あの戦争"の果ての線引きによって定められてきた
「この国のかたち」を見つめ直すために、
僕は、日本列島の周縁に位置する「国境の島々」を訪ねる旅を始めた――。

内容(「BOOK」データベースより)
僕たち日本人は、この国の真の姿をどこまで知っているのだろうか?歴史の流れのなかで、日本という国の膨張・収縮により時代に翻弄されてきた特別な場所=北方領土、竹島、尖閣諸島、沖ノ鳥島、与那国島、対馬、そして小笠原諸島、硫黄島…。あの戦争の果ての線引きによって定められてきた「この国のかたち」を見つめ直すために、僕は、日本列島の周縁に位置する「国境の島々」を訪ねる旅を始めた―。

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登録情報

  • 単行本: 390ページ
  • 出版社: 情報センター出版局 (2008/9/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4795848920
  • ISBN-13: 978-4795848924
  • 発売日: 2008/9/26
  • 商品の寸法: 19.6 x 13.4 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8 レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 まずは一読の価値あり。, 2009/6/21
By happybear0823 - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
日本という国は、いにしえより、ひとつの島国として近隣諸国とは海を隔てて独特で孤立して繁栄してきた流れを汲んできており、あらゆる紛争ごとの発端となってきた大陸の国境といった感覚を持ち合わせておらず、国境に関しての認識は甘いといっても過言ではないと思います。
本書のタイトルのように、日本人は、まさしく”誰も国境を知らない”、むしろ知ろうとしない、現状で満足しあまり関心がないというのが本当のところだといえます。
しかも、日本人は、表立った主張をせず控え目で遠慮深く謙虚な性格を美徳としているところがあるので、根回しは十分行き届いているが、事なかれ主義、押しの強さがまったくないといったところが対外的にずいぶんと裏目に出ているように感じます。
国策に関してはあれだけムキになって叩いたりするマスメディアでさえ、日本の国境問題に関しては遠ざかっており、国家としても表立って国民への問題の投げかけをしていないのが現状です。
そういったところを本書は真正面から日本の国境問題に向かって、実際に国境の現場を見てきたありのままの姿を表現し、日本社会に一石を投じるとともに国民に問題意識を持たせ、理解を求めようとしている姿が伺えます。
国境問題に関しては、敗戦により日本の意思が通らない状況で、伝統や文化をよく知らない戦勝国が身勝手にあいまい性を残して分断していったことが、そもそものトリガーになっていることを再三説明しており、また戦争前後で管轄する国が変わって居住者の人生が大きく変遷していった事実についても生々しくルポしています。
著者の「僕の見た「大日本帝国」」も読みましたが、いずれも日本人が気づいていない、もしくは気づこうとしていないニッチなジャンルに自ら足を運び、そしてその足跡を辿り、詳細にルポルタージュしており、これらは社会的に価値のある貴重な資料ともいえます。
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26 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「目からウロコ」の読後感, 2008/10/21
期待にたがわぬ面白さだった。
国境や領土というあまり馴染みのないテーマで、
これだけ「目からウロコ」の読後感を与えてくれる
ノンフィクションをものした著者に、まずは喝采を送りたい。

著者の前作『僕の見た「大日本帝国」』では、
大日本帝国時代の遺物をアジア太平洋の各地に訪ね歩き、
イデオロギーに囚われず“あの戦争”を見つめ直すという
大胆な発想とその方法論が評価されたわけだが、
評価が大きかったがゆえに、次作でいったい何をしてくれるのか、
期待と不安が入り混じりながら、本書を手にとった。
不安は杞憂に終わった。

日本経済新聞の書評欄で評論家の武田徹が賞賛していたとおり、
前作から一貫して西牟田は、とにかく現地に足を運び、
まずは「見る」ことからすべてを考える。
その西牟田的な方法論・行動力・等身大の感覚はそのままに、
本書では、普通の日本人が決して目にしたことのない
「この国のかたち」が鮮やかに描き出されている。
「愛国心」や「ナショナリズム」という言葉に集約されることなく、
生身の現場から、日本という国の姿を見つめ直したい、
という西牟田の姿勢が、見事に結実した一冊と言えよう。

旅と人と歴史――この3つが、西牟田のノンフィクションを構成する
大きな要素であるわけだが、いずれの角度からも、
十分な読み応えを感じた。
藤原新也、沢木耕太郎、小林紀晴……と、
その時代時代に応じた旅のノンフィクションが存在してきたが、
「現在的な」旅ものノンフィクションの書き手として、
西牟田靖は群を抜いた存在であると思う。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 両方から見ることの大切さ, 2009/1/23
日本の国境にあたる島々を、つぶさに取材して回って日本国という国の「カタチ」を戦前戦後の歴史まで含めて描いた集大成。
実はこの本を著した西牟田君は、バイクを通じて知り合った友人であり、だから多少贔屓目に見てしまうところがあるのかもしれないが、面白く読ませていただいた。
まるで彼が僕の目の前で、淡々とでも熱を持って語ってくれている姿が目に浮かぶようだった。

日本という国は海に囲まれていて、領土問題を意識する人は非常に少ない。
僕が小学校や中学校で学んだのはせいぜい北方領土ぐらいで、ニュース番組等をよく見る人は、「魚釣島」「竹島」という名前は聞いたことがあるだろうし、特段地理に興味のある人は「沖ノ鳥島」という名前を知っているかもしれない。

もちろん政府としての見解は、すべて日本固有の領土であるということは、少し詳しい人なら常識である。
しかし、重要なのは、日本側からの見解だけでなく、隣国側からの見解にも目を通す、あるいは耳を傾ける必要があると言うこと。
物事には片面からだけアプローチを仕掛けると、事の本質を見落としがちだ。
そういう面で、それぞれの立場に対して、多少利害はあって好んだり嫌ったりする事はあっても、両面から「国境」に実際に身を置いて見た、という事を通して描かれるということは重要だと思う。

立場上いろいろあるので、この本を万人に勧めるわけには行かないが、あえて日本の「カタチ」を意識するためには良いきっかけになる本だと思うし、読んだ人には、物事を両面から読みとって欲しい、あるいはまた別の視点からも見つめて欲しい、そんな本。
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