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眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く
 
 

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く (単行本)

アンドリュー・パーカー (著), 渡辺 政隆 (翻訳), 今西 康子 (翻訳)
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (35件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 国内配送料無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

進化論の祖ダーウィンが終生悩んだ謎が二つある。

一つは、なぜカンブリア紀以前の地層から化石が見つからないのか? もう一つは、眼という「完璧にして複雑な器官」が進化によって説明できるのか? 本書によって、この二つの問いがふいにつながり、眼の誕生がもたらした壮大な進化ドラマが見えてきた。


5億4300万年前、カンブリア紀の始まりと同時に、生物は突如、爆発的に進化した。カンブリア紀の爆発として知られるこの急激な進化は、なぜ起こったのか?

その謎に挑んだ若き研究者は、もともと貝虫類というミジンコなどの仲間を研究していた。ある日、貝虫がきらりと光る。その光に魅せられ、生物の体色研究にのめりこんだ彼は、バージェス動物の体色を現代に甦らせ、ついにカンブリア紀の爆発の謎にたどりつく。

カギを握るのは「光」。光は生物進化にいかなる影響をもたらしたのか?

地球最初の眼が見た光景とは? そして生物学、地質学、光学、化学などの最新の成果から見出した「光スイッチ説」とは? 画期的アプローチで生命史の大問題に挑む。まさに目からウロコの興奮と驚き、生命進化の奥深さを実感する書だ。



内容(「BOOK」データベースより)

ダーウィン、グールドをも悩ませた爆発的進化の原因とは?5億4300万年前、生命最初の「眼」がすべてを変えた。生物はなぜ、突然、爆発的に進化したのか?そのカギをにぎる「光スイッチ」とは―。生命史最大の謎に迫る、驚きの新仮説。

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5つ星のうち 5.0 5億4300万年前、全ては“眼”から始まった, 2007/3/21
 これは面白い!厚い本ですが、一気に読んでしまいました。
 古生物学・動物学の最先端を伝える科学書にして、進化史上最大の謎に迫る極上のミステリー!そして(訳者後書きにもありますが)一人の若き科学者の”青春”の軌跡でもあります。

 進化の歴史上“最大の事件”と言われる5億4300年前の「カンブリア紀の爆発」は何故起きたのか?タイトルから予測はつくと思いますが、キーとなるのは“光”そして“眼”。著者は、化石研究、動物学、物理学から遂には天文学まで、多彩な科学的知見を駆使し、現代と太古を縦横に行き来しながら、“光”と“眼”こそが、カンブリア紀に始まり、現在にいたる、多様で豊かな生態系を作り上げた原動力であることを明らかにしていきます。

 何より驚いたのは、化石に残された“構造”の分析により、5億年以上前の生物の“体の色”を蘇らせるくだり!化石によって古代の生物の“形”を知ることは出来ても、“色”だけは想像に頼るしかない、と思い込んでいたのですが、いやぁこんなアプローチがあったなんて!
 …などなど、まさに眼からウロコの話が満載です。

 はっきりとは書かれてはいませんが、この本には、カンブリア紀から5億年以上かかって作り上げられてきた生物多様性を、今、人間が急速に破壊していることに対する、著者の静かな抗議もこめられているように読めました。
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27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 カンブリア紀の爆発を説明する目から鱗の新説!, 2006/11/26
By Y. Naito (神奈川県鎌倉市) - レビューをすべて見る
ハクスリーは、ダーウィンの「種の起源」を読んで「これをいままで思いつかなかったとは、自分は何と間抜けなんだ」と叫んだという。本書を読んで、その根幹を成すアイディアに対して同じ叫び声を上げた科学者は、数え切れないのではないか。少なくともぼくはそのひとりだ。

「ワンダフル・ライフ」などバージェス頁岩、カンブリア爆発、エディアカラ動物群などに関する書物を楽しく読んだ人には特にお薦め。生命進化史上最大クラスの大変革である「カンブリア紀の爆発」が、そもそもなぜ起こったのかを説明する仮説が本書の中心である。本書はサイエンス・ライタによる最新科学の「要約」ではなく、現役バリバリの科学者による、まったく新しい考えが込められた学術書である。でありながら、初学者にも優しい、懇切丁寧な背景説明が為されている。説明が非常に丁寧なので、生物学や進化論と親しくしている人は、おそらく最初の4分の1も読まないうちに、本書が提案する仮説が読めてしまうだろう(そして「これをいままで思いつかなかったとは、自分は何と間抜けなんだ」と心の中で叫ぶ)。オチが読めてしまっても楽しく読めるが、証拠を積み重ねて最後に犯人を指摘するミステリ小説のようなつくりになっている本だけに、最後にアッと驚かされた方が、より衝撃的な本だろうと思う。

提示される仮説は合理的で隙のないものに見えるが、現状ではやはり仮説である。生命科学の領域にいくつも築かれた知識の石塔の中でも、ひときわ高い塔の天辺に、ひときわ輝かしい石が積まれたようなものだ。この後この上に、どんな石を積み上げることができるのか、石を積むチャンスは誰にでもあるし、もしかすると誰にもこれ以上、石は積めないのかもしれない。ワクワクする。
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39 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 オトクな一冊, 2006/12/26
 カンブリア紀に、生命が突如として多様性を表した原因を、「眼の誕生」に求める。三葉虫の祖先に眼が備わったことにより、彼らは積極的に獲物を追えるようになった。同時に、追われる側も眼を発達させ、また対抗手段として硬いカラを進化させた。

 終章には、オーストラリアの新聞社がこの説を一面で報じた際、編集局長が「ほんとにこれが新しい説なのか」と記事を執筆した記者に確認したエピソードが紹介されている。それだけ一見「当たり前」であり、誰もが直感的に思いつきそうなアイデアである。

 しかし、著者はこれをアイデアにとどめない。「学説」にすべく、冗長に思えるほど慎重な立論を展開する。結論に行き着くまでに、光の物理的特性、眼の構造などを丁寧に解説するのだ。それだけにアイデアは説得力のある学説に昇華している。

 リチャード・ドーキンスらから始まる進化の科学の大衆化は、たくさんのトンデモ本を産んだ。「眼の誕生」が進化を推し進めたという極めてシンプルな仮説は、ともすればトンデモ科学に陥る。著者の慎重な筆の進め具合は、科学に対する真摯な態度として好感が持てる。

 この慎重な筆の進捗が、光の特性や眼の構造の理解を深めるという副産物も提供してくれる。そういった意味でもオトク感のある一冊だ。
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5つ星のうち 4.0 結局「眼」はどうやって出来たのさ!
皆様と同じ感想ですが、それでも一言言わないと気がすみません。

確かにおもしろい本です。
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5つ星のうち 5.0 題名は眼の誕生となっていますが
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