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不景気が終わらない本当の理由
 
 

不景気が終わらない本当の理由 (単行本)

by リチャード・ヴェルナー (著), 吉田 利子 (翻訳)
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Product Description

日経BP企画

不景気が終わらない本当の理由
 信用創造量が増えれば、日本の景気は必ず上向くというのが著者の持論。日本でデフレ不況が長引いている原因は不適切な金融政策にあり、ひとえに日本銀行の責任であると主張する。今年3月、かねて“プリンス”とされた福井俊彦氏が日銀総裁に就任した。本書ではこうした日銀プリンスたちの権力や影響力を明らかにしながら、日銀の本質に迫ろうとする。

 著者は1980年代に日本でバブルが生まれたのは、当時の低金利がきっかけだったのではなく、日銀が銀行融資について行った非公式の指導、いわゆる「窓口指導」が要因だったと見る。86~89年まで営業局長を務め、窓口指導で過大な伸びの融資を銀行に割り当てたのが福井総裁であり、いわばバブル発生の張本人だと表現する。混迷を作り出したのが総裁自身なのだから、解決方法も最も詳しく知っている。福井総裁の在任中に景気回復するのは確実で、いつ「スイッチを入れる」かの問題だと分析する。

 日銀の半分は民間所有で、政府から完全に独立している。選挙を経ずに就任した総裁がマネー供給量を決定する権力を持ち、責任を問われない。著者はこうした非民主的なシステムを批判し、日銀に明確な目標と説明責任を持たせることが必要だと説いている。


(日経ビジネス 2003/09/15 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



内容(「BOOK」データベースより)

日本銀行はマネーを創出し配分する大きな権限をもつが、政府から独立し、説明責任をもたない。半分は民間所有であり総裁は首相が任命する。公務員でもなく選挙も経ない個人が、日本経済を左右する権力を手にするのだ。本書は、三十年前から総裁候補と名指されていたプリンス・福井氏が、バブルの責任も問われずに予定通り新総裁となった経緯をたどり、マネーの支配者が政財界とメディアに絶大なる影響力を及ぼしていることを明らかにする。そして、中央銀行の行きすぎた独立性がもたらす弊害を訴え、日銀には明確な目標と説明責任をもたせるべきだと説く。

Product Details

  • 単行本: 158 pages
  • Publisher: 草思社 (2003/8/23)
  • ISBN-10: 4794212313
  • ISBN-13: 978-4794212313
  • Release Date: 2003/8/23
  • Product Dimensions: 7.4 x 5 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
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12 of 12 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「円の支配者」の続きと補足になっている, 2007/10/8
中央銀行の欺瞞と信用創造の重要性について触れた本「円の支配者」の後継補足版。
中央銀行の問題点と総裁の独裁性について、2003年時点までの見解を加え
また平易で読みやすい文章としてまとまっている。
この本の主張を理解するには、「円の支配者」を既に読んでいる必要がある。
内容は
 日銀総裁についてメディアが報道しないこと
 中央銀行の信用創造が経済に与える圧倒的な影響
 中央銀行総裁の権力と政財界への影響
 時価会計の問題点
 外国からの投資の問題点
 欧州中央銀行の問題点
 ドイツ・日本流の資本主義を破壊するのが目的ではないか?という視点
 中央銀行について何をすべきか(廃止も含めて)

中央銀行の支配を(法改正以外で)短期的に解決するための手段として、
スティグリッツ教授による政府紙幣の発行という意見も引用している。
(かつて米国のケネディ大統領はアメリカ政府紙幣発行の大統領命令を出した)

あとがきにおいては「通貨は中央銀行の信用創造の相対的な量によって動く」との記述もある。
既存の経済・金融書には無い視点ばかりで、他のヴェルナー氏の書籍と合わせて読みたい。
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24 of 26 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 円の支配者・最新版, 2003/8/31
By  (東京都) - See all my reviews
本書は、おそらく戦後初めてメディアで日銀に挑んだエコノミスト
である著者の、中央銀行に関する最新の考察書である。
「円の支配者・最新版」といった感じ。「2匹目のどじょう」と言う
なかれ。仮にどじょうだとしても、これならば100万匹いても有益だ。
I章は福井総裁

就任に至る経緯の中で、いくつかの謎について解き明かしている。
今でも本当に悔やまれるのは、中原伸之さんだ。真のデフレファイタ
ーである中原さんが総裁だったら・・・。「ればたら」の話はしては
いけないが、本当に悔しい。他には「記者クラブ」「時価会計」に
ついての記述に、なるほどと思った。特筆すべきは、「円の支配者」

出版に至るまでの経緯だ。どこかの超大国のメディアと同様、大新聞
やテレビは真実を語りたがらないらしい。それにしても、草思社は
勇気ある真の出版社だと心底思う。お世辞でも何でもない。最後に、
著者による景気回復策と展望が語られているが、これらは他の著作
でも繰り返し提言されており、全く持って正しい政策と思う。

II章はECBの説明に
始まり、ライヒスバンクとブンデスバンクの相違を詳細に記述して
いる。「中央銀行の独立性」とやらが主流理論となってしまっている
今こそ、ECB創設以前のブンデスバンクに学ぶべきである。武藤副総裁
も言うように、「中央銀行は国民の持ち物」なのだ。200年以上も前に

トマス・ジェファーソンも言っている。最近は、一部大マスコミも
公然と日銀を批判するようになってきた。著者を筆頭に、多くの良心的
なエコノミストのおかげである。これからも日本経済、世界経済のため
に戦い続けて行って欲しいと願うばかりだ。
*余談だが、「青テント王・福井」には爆笑した。的を射過ぎである。

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9 of 12 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 収奪を免れるために, 2005/11/6
 収奪をされたくないと思う日本人にとって、世界にとって、重要な書だ。『円の支配者』よりも簡潔でよい。しかし、日本に不景気を維持しようとする米国の動機が覇権への意思というだけでは、もう一つ説得力にかけているという気がする。ロスチャイルド世界財閥による経済利潤への途方もない意思、と接続する必要があるのではないか。
 ライヒスバンクが創立当初から対政府独立していたと、p115でしているが、ドイツ語版Wikipediaでは、ドイツ帝国宰相の直下にあったとしていて矛盾がある。著者が誤認したと推測する。Wikipediaの情報のほうに拠って立つと、しかし、この書の全体的な主張がさらに妥当性を増す。
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5.0 out of 5 stars 『円の支配者』の続編
前作『円の支配者』の続編のような内容でした。
前作と同様にこちらも優秀だと思います。
以下のテーマが参考になりました。... 続きを読む
Published 11 months ago by 陽山

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