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意味と生命―暗黙知理論から生命の量子論へ
 
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意味と生命―暗黙知理論から生命の量子論へ (ハードカバー)

栗本 慎一郎 (著)
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • ハードカバー: 334ページ
  • 出版社: 青土社 (1988/06)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4791750381
  • ISBN-13: 978-4791750382
  • 発売日: 1988/06
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 162,515位 (本のベストセラーを見る)

    カテゴリーランキング:

    192位 ─   > 人文・思想 > 哲学・思想 > 論文・評論・講演集
    10955位 ─   > ノンフィクション
    40885位 ─   > 文学・評論

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5つ星のうち 3.0 暗黙知とは, 2003/5/27
By amazon "amazon" (amazon) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
 ノーベル賞級の物理化学者、マイケル・ポランニーの思想についての研究書。科学的発見に働いている「暗黙知」は、ヒトが生存することそのものの中に働いている。栗本は『暗黙知理論』『過剰ー蕩尽理論』『快感進化論』を一九八八年までの時点で別々に言及しているのだが、それらの結びつきを明確に述べていない。その内実は伊勢史郎「快感進化論」(現代書館)に受け継がれている。
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5つ星のうち 5.0 栗本の生命論, 2008/12/15
栗本は悪文である。これはどうも、ポランニー兄弟が悪文であったことからも伺える。論旨を精緻にしようとするあまりに主語と述語の間にシツコイ程の挿入や括弧書きが伺えるが、どうもこの出版社の編集者があまり校正をしていないってことか?この頃パソコンやワープロなるものを使用してなかったから、かなり文章に枝葉末節が多くなって読む方も大変そうだが。
 暗黙知のマイケル・ポランニーから始まって、生命論に至るプロセスが結構スリリングではある。この後、「パンツを捨てたサル」で脳の議論やウィルス進化論、「パンツを脱いだサル」で人類起源論に至っていく<知のポテンシャル>はこの本で開始された。Xという人類の上位に位置する「包括的全体」というかシステムを意識せざるを得ないという、当時では彼のぎりぎりの論旨で結ばれている。面白い。しかし決して読みやすい本ではない。しかし、繰り返し読んでいると「生命とは意味そのものなのだ」という哲学的な結論が鮮明になってくる。この辺はすばらしい。絶版になってるし手に入りにくいが、栗本の読者なら必読書であることは断言してもいい。
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5つ星のうち 3.0 難しいけど、わかる。でも不親切。, 2007/9/29
 もっとわかりやすくできないものかと思うところがあります。
 しかし、たぶん述べようとしていることは、なんとなくわかります。
 それはヴィトゲンシュタインからマイケル・ポランニーへの哲学的な新しい転回についてです。
 古くは「存在論的展開」があり、、ローティに従えば「認識論的転回」、「言語論的転回」そして「解釈学的展開」による脱構築もありますが、もうひとつの展開があるといえます。
 それは(誤謬覚悟で、とても大雑把に述べてしまうと)人口知能等の進展の影響を受けたことによって、言語も認識もロボットにもできそうだぞという期待が高まり出てきた、「自然主義的転回」という転回があります。(著者の研究動機とは異なります。)
 それはいわば「人口知能」と「人間の知能」はどう違うかとか、人間の場合は「ソフト」と「ハード」の仕組みだけではなく、「身体とか、精神とかいろいろあるんじゃないの」ということで出てきた哲学なのですが、いろいろ議論が高まった結果、哲学が自然科学に吸収されたような形になったのです。そして、認識や言語みたいな活動も、この新しい哲学で説明できるじゃないのということで哲学が転回されたのです。
 もっとも物理→化学→生物→精神の層の関係とか階層構造と諸細目の関係とか、身体と精神の間には身体知?内知・暗黙知があるとか、いろいろな研究者が別々の分野で喧々諤々とやっています。
 でも、人間の直感的認識とは何かとか、発明ができるのは何故とかになると、「これは暗黙知です。はい、おしまい。」とはいかず、この問題は人間の霊魂とか、ガイヤに意識があるとか、オカルトに接近したりもするわけで、著者も未知数Xを設定したりしています。ひょっとして物理→化学→生物→精神→ガイヤになるかはわかりません。
 著者の場合、地球生命の進化にしても、地球誕生時のブラウン運動のような次元から生命へ、生物そして意識へと形成させる力を垣間見せるところでとどめています。私もゲーデルの不完全性定理を見て、公理体系の内部で代数函数的に処理している人工知能って、トートロジーじゃないのかと思っていましたので、不確定性原理の視覚的な現れであるブラウン運動の次元にすでに生命の萌芽を認めて、不完全性定理を不確定性原理が乗り越えて生命たらしめているという感じに勝手に解釈して思っています。しかしいったい何なのでしょうか。とりあえず宇宙はそういうメカニズムを用意したということでしょうか。ここが肝心です。
 この書物のほかに高岡英夫の書物を読むと物理現象と精神現象をつなぐものを脳内以外に表現して、けっこうモロに書いてあるなと思うのは私だけでしょうか。
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