カースティンはアメリカの名門会計事務所に勤めている。真面目な彼は、順調に昇進していたが、あるジレンマに悩まされていた。
「企業の会計報告を監査するとはいっても、その企業はクライアントでもある。強気に出れば、ほかの会計事務所に乗り換えられるだけだ。しかし、虚偽に目をつぶることは、一般の投資家を裏切る行為になる」
同僚のアリスタは「会計監査は良心のサービスなのよ」と言うが。そんなとき、大手エネルギー会社エンロンが、粉飾決算を背景に、アメリカ史上最大の負債を抱えて破綻。その監査をしていたアーサー・アンダーセンも、当然のごとく罪に問われた。自分の仕事に自信を失っていくカースティン。一方、アリスタはアンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)に転職。さらに「結婚するのよ、私」という彼女。着実に自分の道を歩んでいく彼女に、焦りを募らせるカースティンは…?
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