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父・宮脇俊三への旅
 
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父・宮脇俊三への旅 (単行本)

宮脇 灯子 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

父の終着駅は、娘の始発駅。紀行作家25年の歳月を遡る追慕の旅。


内容(「MARC」データベースより)

鉄道による膨大な旅の作品によって、「紀行文学」という新たな文芸ジャンルを確立した宮脇俊三。子煩悩で優しく、良くも悪くも、作家らしくなかった紀行作家としての25年の歳月を、娘・灯子が遡る追慕の旅。

登録情報

  • 単行本: 204ページ
  • 出版社: グラフ社 (2006/12)
  • ISBN-10: 4766210220
  • ISBN-13: 978-4766210224
  • 発売日: 2006/12
  • 商品の寸法: 18 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 94,312位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 旅の途中で出会えた本, 2006/12/31
By さきこマイラブ (北海道) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
 年末,帰省途中のとある駅ビルの書店で購入し,2日間で一気に読んでしまった。
 故・宮脇俊三先生の私生活や仕事ぶりを娘の視点で的確に捉えていると思う。文章の推敲には非常に厳格であったとされる宮脇先生の訓育のせいか,読みやすく,しかしあまり主観的にならずいい文章に仕上がっている。
 名編集者として仕事に全力を尽くし,休日にはひとりローカル線に乗り窓外に目をやる宮脇先生は,御自分のことを放任主義の父親と言っていたが,実はいろいろと父親らしい無器用な愛情表現をしていたということがよく理解できる。
 平成5年くらいからだったろうか,宮脇先生の著作の出版が少なくなり,ファンの一人として淋しい思い思いをしていたが,晩年の先生自身も体力,筆力の低下に悩んでいた様子が,この本でほの見えてきた。それを悟られまいとして深酒して家族に迷惑をかけてしまうという件も,宮脇先生らしい美学というか,ダンディズムだったのではないか。
 帰省とはいえ,「旅の途中」にこの本に出会えたのも,何となく宮脇先生らしくて強く印象に残った。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 宮脇俊三先生のコトバ, 2007/5/17
私は鉄道を使った旅行が大好きです。必然的に、宮脇俊三先生の鉄道紀行文学にも接するようになりました。写真などは用いず、ひたすら文章のみで旅の情景が蘇えらせる筆力に、どんどん惹かれ、たくさんの作品を読み重ねてきました。

しかし、先生の作品を読んだのみでは、先生の日常生活や性向は十分には分からないでしょう。そこで、娘さんによるこの随想です。父として、家庭人として、さらには編集者の先輩としての宮脇俊三先生の"言葉"がたくさん語られ、まるで先生がこの作品の中に生きておられるように思いました。
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 普通だけど、ちょっと不思議な宮脇家, 2006/12/20

 宮脇俊三さんの作品にはときどきご家族が登場します。我々読者もどんな家庭だったのか、ふだんはどう過ごされていたのか気になるところです。

 宮脇灯子さんは、俊三さんの著作「乗る旅・読む旅」(文庫版)のあとがきや雑誌「旅」にお父さんのことを書かれています。私はその素直で思いやりのある文を読んで好ましく思っていました。この本でふたたびあの温かな文に出会えるでしょうか。

 俊三さんは、娘さんを普通の家庭で普通に育てたいという願望をもっており、仕事を家庭に持ち込まず普通の父親でいらしたといいます。この本では、どちらかというと俊三さんがどんな人だったかよりも家庭で灯子さんたちとどう過ごされたかが語られています。

 作家に転職したときの家庭の様子にはじまり、八ミリカメラが好きだったという意外な話、直木賞候補に上がったときの逸話、食事の苦労、高校野球、軽井沢での日々、病気のこと、そして晩年の過ごし方とつづきます。読んでみて下さい。ちょっと不思議で、普通であるようなないような宮脇家の雰囲気が伝わってきます。

 読み終わった私は、あらためて表紙を見直しました。汽車ポッポと、手をつないだ父娘のうしろ姿。ごく普通の絵ですが、なんと幸せそうに見えることか。俊三さんの人気の理由が少しわかったような気がしました。
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