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二つの国の物語 第1部 (理論社の大長編シリーズ)
  

二つの国の物語 第1部 (理論社の大長編シリーズ) (-)

赤木 由子 (著), 鈴木 琢磨 (イラスト)
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登録情報

  • -: 342ページ
  • 出版社: 理論社 (1966/01)
  • ISBN-10: 4652010176
  • ISBN-13: 978-4652010174
  • 発売日: 1966/01
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 947,004位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 日本と中国の近代史を少女の視点でとらえた優れた一冊, 2003/1/17
中国に渡った日本人の少女の眼をとおして語られる日本と中国の近代史。少女は、写真館を営む兄と中国で暮らしている。近所の中国人や朝鮮人と遊びながら成長する中で、徐々に彼らと自分の置かれている立場が違うことに気づいていく。学校での扱い、社会の噂、周りの大人たちの声に戸惑うようになる。

日本が軍国主義で固まっていた時代のこと、兄が軍の要請で前線に赴いて撮った写真は少女の想像を絶する光景を映し出していた。それを見て、だんだんと自分が日本からやってきた外国人で、ここにいる日本人が何のためにやってきたのか、という事実を考えるようになる。そして自分の故郷である日本と育ててくれた中国との狭間で揺れ動く。兄や兄の婚約者などの影響で否応なく時代の波、中国の変革の波に飲み込まれていく・・。

壮大なテーマの物語3部作の第1巻。始まりは平和なゆったりとした雰囲気。黒竜江が凍るとスケートをしたり、川の向こうのロシア人を見かけたり、柳の綿が飛ぶのを季節の象徴として眺めたり・・・雄大な国土で、一人の日本人少女の激動の人生が幕を開ける。

児童文学だが読み応えのある一冊。太平洋戦争前後の日本と中国の様子やお互いの国民性の違い、また国や民族が違っても不偏なもの、がわかる。戦争や傷つけあうこと、欺くことは簡単だけど、傷を癒したり、壊れたものを修復したり、信じることは大変だと感じた。

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