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日米関係史 (有斐閣ブックス)
 
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日米関係史 (有斐閣ブックス) (単行本)

五百旗頭 真 (著, 編集)
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商品の説明

内容紹介

20世紀に「最も重要な二国間関係」とすら語られるようになった日米関係は,21世紀にどのような航路をたどるであろうか。それは,両国のみならず,アジア太平洋地域と世界全体の境遇をも大きく左右することは疑いない。150余年に及ぶ日米関係を,ここに省察する。


内容(「BOOK」データベースより)

ペリー来航から今日にいたる150余年の日米関係には、挫折や破局もあったが、それを超えての立派な前進と業績もあった。20世紀のうちに「最も重要な2国間関係」とすら語られるようになった日米関係は、21世紀にどのような航路をたどるであろうか。それは、両国のみならず、アジア・太平洋地域と世界全体の境遇をも大きく左右するであろう。各章とも、日本外交、アメリカ外交の研究者が共同執筆し、草稿を研究会合宿において突き合わせ、噛み合わせ、議論し、新草稿を生み出すという作業を重ねて、本書は生まれた。さらに編者が全体を通して調整することによってできあがった、150余年に及ぶ日米関係を省察する決定版通史。

登録情報

  • 単行本: 400ページ
  • 出版社: 有斐閣 (2008/3/31)
  • ISBN-10: 4641183570
  • ISBN-13: 978-4641183575
  • 発売日: 2008/3/31
  • 商品の寸法: 19.8 x 15.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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11 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 若手研究者中心の日米関係通史だが, 2008/6/21
本書の執筆人を見ると、准教授や非常勤講師など、比較的若手研究者が多く関わっていることがわかる。中には、五百旗頭真や中西寛、田中明彦などの大物の名前も連なってはいる。しかし、過去のこういった通史本と比べると、若手が多数執筆しているという点では異色といえるかもしれない。
このような事情もあるせいか、章によってレベルの差が歴然としている。第6章の日米開戦から終戦までの部分の記述に関しては素人並のレベルだし(担当者の1人は軍事史専門)、第11章はジャーナリズム的な解説にとどまっている。また、全体として、話題が飛び飛びになっている傾向があり、いささか不親切な文章構成となっている。
そのような欠点もあるが、とりわけ戦前の部分に関しては、日米関係の協調路線を前面に押し出し、両国の関係は極めて良好であったとの視点は大変興味深い。日本人研究者の多くはアメリカ嫌いのため、このような通史本もやたらと日米関係の悪い部分を取り上げがちだが、そのような偏った見方を多少なりとも修正するためには、本書は有益なのではないだろうか。
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5つ星のうち 3.0 教科書よりは、読めます。, 2008/12/28
ペリー来航から現代までの日米通史です。
日米関係を中心に、そしてこの関係に影響を与えた諸外国のアプローチ、その意図にも言及され、日米関係を多角的に捉えるには良い本です。
補足的には、章ごとに「コラム」の形で記載されており、行き届いた構成を採っています。
 時々の米国内、日本国内の政治状況や両国を取り巻く国際情勢にも言及されており、この辺りが「教科書」とはひと味違った専門書の域なのかと思います。
 複数の著者による「通史」であることから、個性を抑えた内容となっているため、「面白味に欠ける」というような感想もありますが、日米関係を外観するには良書だと思います。
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2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 明白な運命ではなかった日米関係史, 2008/10/12
 アメリカが太平洋地域に進出してから福田首相とブッシュ大統領の関係までに渉る、日米関係についての通史。全11章、戦前期、戦後期のまとめもつき、章ごとに関連コラム、巻末には参考文献集、年表、索引がついている。
 確かに章ごとの叙述にばらつきがあり、妙に美文調で事実と意見の区別が明瞭でないものもあるが、これだけのスパン、これだけのヴォリュームで日米関係史が纏められた意義は大きいので、読み手が書き手の意見を割り引いて読んでいけばいいのではないかと思う。
 
 読み進めていくと、様々な事柄に気づかされる。例えば、そもそも日本に開国を迫るか中国に権益を獲得するかでアメリカ側に逡巡があったこと、そんな二者択一は現在にいたるまで日米関係に一つの傾向を与えているということだ。それは、日米関係には常に中国という外生変数が関わっていることで、日本がアメリカのことを考えるときには中国の存在が関わり、中国のことを考えるときには常にアメリカが関係してくることになる。
 また、日本の外交が「刺激ー反応」型で、アメリカの外交は状況自体を作り出す型であることが、日露戦争後の日米関係の基本形で、それは現在にまで敷衍されているということも見えてくる。日本は完全に従属した国家であったことはなく、占領下でも様々な抵抗を行っているのだが、アメリカのように状況を作りだし、コントロールする手腕は日露戦争以後一度も実行したことがない。原敬や鳩山一郎など、何度か試みた宰相はいたが、成し遂げることは出来なかったのは事実だ。

読み終えると、アメリカはアメリカで自国の国益と理念を貫き通そうとしているだけで、良くも悪くもないことが了解される。好き嫌いはあるにしても、アメリカは自国民を中心の利益と価値を追求しているに過ぎない。翻って日本は、アメリカと関わることで以前積み重ねてきた価値体系や自己イメージ、周辺諸国との関わり方といった無意識を大幅に狂わせてしまったように見えてならない。だからといってアメリカを憎んでみたり嫌ってみても生産的ではないだろう。そんな意味で、近代日本はどんな道をたどってきたのかを振り返ることは、未来に向けた前向きな作業になるし、この著作はそれを助けてくれるのは間違いない。
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